水島のトンネル事故について
水島コンビナート内のJX日鉱日石エネルギー水島製油所にて海底トンネル工事中に出水し、5名の方が行方不明となるいたましい事故が昨日発生した。まずは行方不明の方々の捜索と事故原因の調査・再発防止を急がなければならない。とはいえ海底での出来事であり、難航している模様だ。
工事のコストを切り詰めるため安全面が手薄になっていたのではないかといった話も耳にする。いずれ調査の結果などが公表され責任が問われることになるであろう。ただ同時に、なぜそこまでコストを切り詰めなければならなかったか、その背景も同時に考えなければなるまい。先日「水島の悲鳴」というエントリで記したとおり、日本を代表する大企業といえども極めて厳しい環境下での事業運営を強いられる状況が現在ある。そのしわ寄せが早速このような形で現場に現れたような気がして、いささか暗澹とした気持ちにならざるを得ない。
今日は玉島をあいさつ回りしていて、ある方から「自民党もいまのままじゃダメじゃ!」というお叱りをいただいた。消費税とか議員定数削減も大事なテーマだし、民主党政権の正当性の無さは指摘し続けなければならないが、一方で「日本が将来どうやって稼ぐか」を国会で語るのも、自民党の大事な仕事だと思う。
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