補助金をもらうということ
倉敷で開催されていた第四回全日本ユース(U-15)水球競技選手権大会―桃太郎カップ―が、一昨日閉会した。優勝した男子:埼玉県選抜、女子:原田学園鹿児島情報クラブの皆さんには心から祝意を申し上げるとともに、開催にご尽力いただいた(財)日本水泳連盟、倉敷市、倉敷市体協はじめ多くの皆さまに感謝を申し上げたい。岡山県選抜チームは男女とも決勝進出したものの、男子が7位、女子が8位といずれもあと一歩という成績となった。来年も頑張ろう!
この大会は、(財)地域活性化センターのスポーツ拠点づくり推進事業のひとつとして行われており、10年間の運営補助金がいただける。高校野球における「甲子園」、高校ラグビーにおける「花園」のような、青少年があこがれ目標とするようなスポーツ拠点をつくることを理念とした事業だ。補助金でこうした大会が開催できることは競技団体としてはとても貴重なことだし、倉敷の街にとっても素晴らしいことだ。
ただ、10年の補助期間が過ぎた後どうするかは、みんなで考えなければならない。関係者間では継続したいという思いは確認されている。あとは、どれだけそのために知恵を絞り身を切るか、覚悟が問われていると思う。補助金をもらえる10年間無事に大会を開催しました、あとはご勝手にどうぞという極めて役所的な思いがあるとすれば、そもそもの補助金の意味がない。補助金はあくまでタネ銭であり、そこから「水球の街・倉敷」を根付かせられなければ税金泥棒の誹りを逃れられない。
国の予算のムダを削れ!という中にしばしばこういう補助金支出も含まれる。実際に震災復興に充当するため今年は減額された。それはやむを得ないこと。ただ、補助金を本当にムダにするか、有効にするかは受ける側の「みなさんの税金を使わせてもらっている」という覚悟が大事だとも思う。
ついでに、今回新党を結成した各位にも、既存政党にいる各位にも、同じことを申し添えておく。政党交付金も原資はみなさまの税金なのである。
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