08.交通・まちづくり

2009年5月17日 (日)

まちネット総会・病院協会懇談会

 16日(土)朝はモーニングセミナーから。終了後、グランドゴルフ大会に顔を出した後、霞橋西詰で街宣。

 倉敷物語館に戻り、10時から「くらしきまちづくりネットワーク」総会。倉敷を中心とするまちづくり・環境等の市民活動団体の集まりだが、三年前からご縁をいただいてメンバーになっている。最近の活動の低調さについて議論があったが、平和な証拠とも言える。また倉敷市第六次総合計画についての議論もあった。初めて入った倉敷物語館は、きれいな建物だががらんどうな印象も。これからの使い方が鍵となるであろう。

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(写真:まちネット総会風景。会議室はきれいだ。)

 午後、岡山に車を飛ばして三光荘にて病院協会の先生方と自民党岡山県連の懇談会。赤字病院の多さや医療の将来像等について、熱くご意見を頂き議論を交わす。やはり医療費の総額をまず増やすことは大事。当然財源論も必要。その上で、私からは医師の労働基本法違反指摘問題と、医療安全調査委員会について特に最近の動向、民主党案の問題点等をお伝えをした。このような意見交換は重要だ。なおいえば、ただ意見を交換するだけではなくて、両者協力して今後につながる具体的な形を作っていかなければならない。

 さらに車を飛ばして沙美アートフェスタ。再び岡山に戻って母校OB会である関西学園校友会懇親会、さらに倉敷に戻り、老人施設の新人歓迎会。関西出身の方の漫才に大爆笑。岡山と倉敷の行き来でへとへとになった一日だった。

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2009年5月 7日 (木)

新幹線で快適無線LAN生活

 朝、児島で街宣ののち、ひたすら地道にあいさつ回り。時折降る雨に悩まされるも、むしろ暖かく声をかけていただくこともあり、本当にありがたいことである。感謝。夕方倉敷駅から電車に乗り、岡山駅で新幹線に乗り換えて上京。明日は国会だ。

 ところで今N700系の「のぞみ」に乗ると、無線LANが利用できる(事前に別途契約が必要)。決して動画がバリバリ動かせるほど速くはないが、メールのやりとりやブログの書き込みくらいであれば実に快適。実はこの記事も「のぞみ」車内で書いている。漏えいケーブルで実現しておりトンネル内でも切れない。すばらしい!

 その昔三菱総研に勤めていた頃、成田エクスプレス車内で無線LANを使えるようにする実験を行うチームにいたことがある。総務省やJR東日本と交渉し、第三世代携帯を受けて社内に無線LANを飛ばす箱を作って設置し、ひと夏動かしたのだ。確か日韓ワールドカップの年だったので2001年の話である。何度となく成田エクスプレスで東京―成田空港間を往復した。このときは携帯頼りだったため、東京からしばらくの地下区間は通信が途絶えたりしたものだ。その頃の苦労を思い出すと、いささか感慨深い。

 これで東京往復の車中でもバリバリ仕事するようになる…かな?

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(写真:これで新幹線も移動オフィスに、、といいつつ、ネットサーフィンして遊んでしまうかも)

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2009年4月14日 (火)

大原謙一郎さんの講演 - まちと文化と国づくり

 昨日(13日)は、朝街宣の後、企業などの挨拶回り。夕方、所属している倉敷青年会議所例会に出席。大原美術館理事長で倉敷商工会議所会頭の大原謙一郎さんの「まちと文化と国づくり―進化する「地方の論理と主張」を考える―」と題する講演があった。

 恐ろしく多岐にわたる内容だったが、印象に残った言葉などを紹介する。

○地方から生まれたものが、日本をクリエイトしている。クリエイションエンジンとしての地方を復活させるべき。
○アメリカは、地方にいろんなクリエイションセンターを作ったことで再生した。シリコンバレー、オースチン、ナッシュビル、フェニックス、ハートフォード、アトランタ、ロチェスター、…etc.
○倉敷を自己紹介しようとすると、とても一言では言えない!クラスター型都市。旧倉敷、児島、玉島、水島、船穂、真備、それぞれに世界と繋がっている。他方岡山は、池田藩の大きなお城を中心としたモノセンター型都市。
○備中の国自体が、複雑多様。「備中 陣屋」で検索してみればよい。
○自己紹介できる街がたくさんあるのが国の強さ。イタリアなど。

○「文化は働く」。ただし、21世紀になれば文化の世紀になるかといえばそう甘くはない。明の部分:「クリエーションと生活のクオリティ」だけでなく、暗の部分:「異文化の融和と日本の風格」も働かないと生きていけない。
○日本と西洋が出会う場所が美術館。大原美術館は異文化理解の装置。だから「和服を着たベルギーの少女」が玄関を飾る。
○「文化は万能ではないが、何かの力はある」。

○地方都市から企業は生まれる。繊維産業でいえば、クラレ:倉敷、東レ:滋賀、帝人:米沢。
○繊維産業は、組み立て産業、機械産業、ファッション産業、かつ情報産業。
○たとえば浜松。遠州の豊田自動織機からトヨタができた。織機は木を使った精密な構造物。だからピアノもできる、、、ヤマハ、カワイ。(橋本付記。たぶん、同様の理由で木製模型づくりが発達し、金型も作れ、だからプラモデル産業も静岡が多いんだと思う。タミヤ、ハセガワ、フジミ、アオシマ、etc...浜松と言えばホトニクスもあるし。そういえば静岡大学工学部・情報学部は静岡ではなく浜松にあるのです)。 
○諏訪。生糸の産地。相場でやり取りをしていた。明治時代、岡谷から横浜やニューヨークに直通電話があった…情報産業!
○久留米。ブリジストン、博多ラーメンの本家、松田聖子。
○京都ベンチャー。石門心学を語るベンチャーな人々。
○阪神間モダニズム。疎開してきた谷崎潤一郎がびっくりして書いたのが『細雪』。

○倉敷は、民間人のパワーが爆発した町。代官所はちっぽけで無防備。殿様のように力で抑えられない。入れ札(投票)で役人を選ぶ。民主主義の萌芽。
○メディアが伝えるのは首都の視点です。関東武家社会の日本支配はマズイでしょ。朱子学が基本。いいことも悪いこともさせない。東京オリンピックもヤメタ方がいいよ。そもそも東京はブラックホール。
○倉敷の「この指とまれ方式」…屏風まつり。町衆と行政とプロの連携。

◎結論。文化は一生懸命働くのだ。文化は地方で生まれる。倉敷は日本のクリエイションエンジンになって働くのだ。われわれはそれを再生させるためにがんばるのだ。そのことを共有したい。

 考え方には全て共感。質問する時間があれば、道州制についてぜひ伺ってみたかった。今の47都道府県の存在が、個々の街の対外的プレゼンスを奪っている気がする。そこを大括りにすれば、むしろ地方都市を輝かせるきっかけになるのではないかと思うのだが。また、注意深く大原家の話を一切排除して倉敷を語られたのは、謙一郎会頭の謙虚でフェアなお人柄もあるだろうが、かえって倉敷の奥深さを感じることとなった。聞いてよかったです。あまりお話する時間がなくサンライズ出雲に乗らなきゃいけなかったことだけが、残念。

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2009年3月12日 (木)

麻薬取締とETC

 昨晩サンライズ出雲に乗車し、今朝東京着。その足で党本部にて岡山県選出国会議員懇談会、ついで衆院総務委員会に出席。夜中に起きてしまい眠いし、ヒゲも剃り忘れた。しかし寝てる間に移動できるんだから、贅沢言っちゃいけません。

 午後、厚生労働省と国土交通省を部屋に呼ぶ。テーマは麻薬対策とETCについて。というのは、道路整備特別措置法等により厚生労働省の麻薬取締官等の車両は警察のパトカー等と同様に高速道路は無料になるのだが、料金支払い所で所定の用紙に記入して渡さなければならない。モタモタしているうちに、尾行する怪しい車両はETCでスーッと通過してしまって悔しい思いをするのだそうだ。現場の麻薬取締官の方のお話を、「夜回り先生」水谷修先生が教えてくださった。

 確認したところ、首都高、名古屋高速、阪神高速は厚労省と協議が済んでおりETC で通行できるが、東日本、中日本、西日本の各高速道路株式会社等とは一月に協議を始めたばかりで、現時点ではやはりまだETC利用不可なのだそうだ。やればできるんだから、早急に対応するよう両省に要請した。これがどのように進むか、引き続き見守りたい。

 役所の縦割りの隙間にはさまざまな陥穽がある。それをお役所仕事だ縦割りだと騒いでいても何も始らない。見つけ次第ひとつひとつ埋めていく作業も、議員の仕事だ。

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2008年12月23日 (火)

夜行高速バスで上京

夜行高速バスで上京
夜行高速バスで上京
夜行高速バスで上京
桃太郎カップ開会式・懇親会のあと、倉敷駅から最終新幹線で上京…の予定だった。


が、なんと山陰本線・伯備線が大きくダイヤの乱れ!にて、新幹線に乗れず。サンライズ瀬戸は満席。倉敷駅みどりの窓口で頭を抱えていると、夜行バスは?との声あり。早速切符を購入して乗車。


ということで、車内から携帯でブログ更新中。写真はバスと切符、あともうすぐ見納めのチボリ公園の夜景です。

昨日の「夜回り先生」水谷修先生の講演の様子も書きたいが、とても携帯では書けず。少々お待ちくださいませ。

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2008年12月 5日 (金)

TGVとトラム

 今朝9時前、予定通りに成田に到着。NEXで東京に戻り、自民党本部の保育関係の会合に顔をだす。それから荷物の整理をして、新幹線で岡山へ。夜、倉敷にて忘年会二件に出席。あっという間に日常生活に戻る。

 以下は、予告していたTGVの写真。7時過ぎの出発だったが、まだ周囲は暗い。パリ―ストラスブールを約二時間半で結ぶが、5分くらい遅れた。このくらいは全く問題にされないのだろう。特段放送が入ったりもしない。そういえば帰りの飛行機もストラスブール発がじりじり遅れ、フランクフルトでの乗り換えにギリギリの時間になった。日本の新幹線はじめ、交通機関の精密さと丁寧さに改めて感動。

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 また、ストラスブールではトラム(路面電車)を見かけた。今後高齢社会を迎えるにあたり、お年寄りでも気軽に街に出られる交通機関として、日本でも最近見直しがされている。誰もが車で移動できる社会ではだんだんなくなってゆくのだ。日本でも「街」のありようは見直してゆかなければならない。

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