「戦う男」加藤勝信 党総裁選候補の選対事務局長として
本日9月12日、自由民主党総裁選挙が告示されました。今回は9人の候補者が自由民主党総裁の座を争う乱戦模様の構図となりました。この総裁選において橋本がくは、加藤勝信候補を推薦人として支援いたします。
9月10日の出馬記者会見以降、何回か加藤勝信候補のメディア取材などに同席しました。官房長官や厚生労働大臣としてソツなく政府の政策を説明する印象とはガラっと異なり、持論である「国民所得倍増をやり抜きます!」と力強く言い切るその姿は、加藤候補の新たな一面を見る思いがあります。また記者らとの受け応えはいかなる質問に対しても澱むことなく、神羅万象を所管するといわれる総理大臣としても十分通用するという感想をさらに強めるものでした。
加藤勝信候補については、記者会見などでの落ち着いた印象などから「平時の総裁」と評する向きもあります。(たとえばこの記事(「小泉進次郎が首相になったら「日本、終わるんじゃないかと思います」…自民党で噂される、10人の総裁候補《本当の評価》」 )しかし、私の知る加藤勝信候補は全く異なります。加藤勝信候補は、自らの志のために困難に立ち向かい戦い続けてきた方です。
1998年の参議院選挙には無所属で参議院選挙に立候補し、2000年の衆議院選挙では比例中国ブロックで自民党から立候補するも名簿登載順位7位で苦杯を舐め、次の2003年の衆議院選挙で比例中国ブロック自民党名簿登載順位3位となり初当選。2005年の郵政解散では選挙区の調整が直前までずれ込み、無所属での立候補の構えを取っておられましたが最終的にはコスタリカ方式を受け入れてやはり比例中国ブロックでの当選となりました。その後も旧岡山5区内での首長選挙では、コスタリカ方式の相手の村田吉隆議員と推す陣営が分かれていたこともしばしばだったような印象があります。
自民党が野党になった折、2012年の自由民主党総裁選挙では、石原伸晃議員、石破茂議員、町村信孝議員、林芳正議員、そして安倍晋三議員が立候補し、加藤勝信候補は安倍晋三議員の推薦人となりました。当時幹事長であった石原伸晃候補やその前に幹事長を務めておられた石破茂候補が有力と目されていた中で、派閥とは関係なく安倍晋三議員を担いで戦うのも当時としてはチャレンジでした。第二次安倍政権以降は、内閣官房副長官、一億総活躍担当大臣、厚生労働大臣、自民党総務会長、内閣官房長官などとして要職を歴任したイメージが強いのですが、そこに至るまでの道のりは、決して平坦ではなかったものと思います。
また私にとっては、コロナ禍が始まった2020年、加藤勝信厚生労働大臣の下で厚生労働副大臣を務めた上司ということにもなります。私が厚生労働大臣室で目撃したのは、コロナ対応において平時の延長線上の判断をしがちな官僚たちと粘り強く協議を重ね、具体的な対策をひとつひとつ打ち立ていく強靭なリーダーシップを発揮する加藤勝信大臣の姿でした。「平時の総裁」などという評は、上っ面なものと個人的に思っています。
今回の総裁選においては、加藤勝信選挙対策本部の事務局長を仰せつかり、選挙責任者を承ることとなりました。はなはだ微力ではありますが、全力を尽くして務めにあたり、ひと皮むけた加藤勝信候補の勝利に向け、努力をいたします。どうぞ自民党員の皆さまにおかれましては、今回の自民党総裁選挙では加藤勝信に対してご投票賜りますよう、何卒宜しくお願い申し上げます。
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