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2024年6月12日 (水)

「国立こどもまんなかウェルビーイングセンターin沖縄(仮称)」の設立に向けた議員連盟

 このたび、自民党・公明党の有志議員により構成される「国立こどもまんなかウェルビーイングセンター in 沖縄(仮称)」の設立に向けた議員連盟を立ち上げ、メンバーのご同意をいただいて会長に就任しました。出生率が全国一位で、かつ米軍基地の返還が進むことにより跡地の活用が期待できるという沖縄県が有する可能性に着目し、国が主体的に関わる新しいこども・子育て支援拠点を設けることで、沖縄のこどもたちを取り巻く課題の解消を図り、かつ全国や世界の先導役となる体制を作るべきではないかという趣旨に賛同する議員の集まりです。

 この議連は、自民党・菅義偉元総裁、公明党・山口那津男代表を最高顧問にいただき、両党の議員により立ち上げられたもので、4月17日に設立準備会、5月23日に設立総会を開いて提言を決議し、6月6日に自見はなこ沖縄担当大臣を訪ねて提言を手交しました。「骨太の方針2024」への反映を皮切りに、今後具体化に向けて動きます。

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(写真:自見沖縄担当相への申し入れの様子)

「国立こどもまんなかウェルビーイングセンター in沖縄 (仮称)」の設立に向けた議員連盟 役員名簿

最高顧問 菅 義偉 山口那津男
顧  問  渡海紀三朗 山口 俊一 高木 陽介 小渕 優子 岡田 直樹 西銘恒三郎 島尻安伊子
会  長  橋本  岳
幹事長 秋野 公造
幹  事 國場幸之助 井上 貴博 河野 義博 比嘉奈津美 今井絵理子 窪田 哲也
事務局長 宮崎 政久
事務局次長 金城 泰邦

(2024年6月6日 現在)


[PDF]「国立こどもまんなかウエルビーイングセンターin沖縄(仮称)」の設立に向けた議員連盟 経済財政運営と改革の基本方針2024に向けた提言
内閣府特命担当大臣
(沖縄及び北方対策)
自 見 はなこ 様

「国立こどもまんなかウェルビーイングセンター in沖縄(仮称)」の設立に向けた議員連盟
経済財政運営と改革の基本方針2024に向けた提言
令和6年6月6日
「国立こどもまんなかウェルビーイングセンターin沖縄(仮称)」の設立に向けた議員連盟
会 長    橋 本   岳


 沖縄県は、国内でもっとも出生率が高いという可能性を有する。しかし歴史的、地理的、社会的不利性等の様々な特殊事情から県民所得や若年妊娠率などになお課題を抱えており、こどもを取り巻く状況は未だに厳しい。一方で、昨年末に閣議決定された「こども大綱」においては、こどもが身体的・精神的・社会的に将来にわたって幸せな状態(バイオ・サイコ・ソーシャルウェルビーイング)で生活をおくることができる「こどもまんなか社会」の実現を目指すこととされ、これは当然沖縄においても実現されなければならない。

 沖縄のこどもを取り巻くさまざまな課題を解決するという観点、またその成果を研究として全国に発信するという観点から、関係者の力を結集し、これを学術的な観点からサポートし、かつ成果を全国に発信する研究拠点を、国として整備することが必要である。 経済財政運営と改革の基本方針2024(いわゆる「骨太方針2024」)のとりまとめに向け、下記の各項目について、政府において着実に取り組むべきことを求める。

  • 沖縄のこどもを取り巻く様々な課題の根本的な解決を図るため、「国立こどもまんなかウェルビーイングセンター」(以下、「センター」という。)を沖縄県内において設立することを目指し、具体的に検討を進めること
  • センターは「教育」・「保健医療」・「福祉」等が融合した取組の実現を図る観点から、関係する各分野のアカデミアによる学際的な研究拠点とするべきこと
  • センターはこどものウェルビーイングの向上に向けた取り組みについて、沖縄のこどもを取り巻く課題の解決に資することに加え、沖縄におけるアジアのハブとしての地理的特性を生かし、かつオクスフォード大学をはじめとする諸外国の研究機関とも連携して得た成果を全国に発信・普及し、政策の実施に関してEBPMの観点から後押しすることを目指すべきであること
  • 旧西普天間住宅地区において令和6年度中に整備が完了する健康医療拠点は、琉球大学医学部・病院の移転を行うものであり、既に医学的な臨床・研究の場を兼ね備えていることから、まずは健康医療拠点の中で早期にセンターを立ち上げることを有力な選択肢として考慮すること
  • センターの機能や組織の在り方については、琉球大学と関係省庁、沖縄県をはじめとする自治体、関係団体の合議のもと、合意形成を丁寧に図りながら方向性を取りまとめるべきであること
  • センターについて、「こどもまんなか」という観点からの各般の取組を推し進める観点から、関係省庁や関係研究機関が主体的に関与し、取組の後押しを行うべきこと
以上

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