個人的メモ:新型コロナウイルス感染症対策の今後について
1. はじめに
令和2年1月に中国湖北省武漢市において、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)が爆発的な感染拡大を起こしました。その後、日本も含め世界中に感染が拡大している状態となっています。私は、1月より厚生労働省新型コロナウイルス感染症対策本部の本部長代理として、加藤勝信厚生労働大臣を支えて取り組んでいました。そのため2月冒頭以降ほぼ地元の倉敷・早島に帰ることもできず、多くのご支援いただいている皆さまにご無沙汰していることを、まずは深くお詫び申し上げます。
通常国会も閉会し、緊急事態宣言も解除されてはいますが、徐々に感染者数が再び増加する傾向があり、なお予断を許すことはできません。改めて、日本政府の新型コロナウイルス感染症対策の方針や今後について私なりに整理をしてお伝えをし、その間のご報告に代えます。ご参考にしていただければ幸いです。なおこの記事は7月上旬に執筆しており、その時点における橋本がく個人の見解であることにご留意ください。政府や所属組織を代表するものではありません。厚生労働省の公式な情報は、最近見やすくなった厚生労働省webサイト「新型コロナウイルス感染症について」 をご覧ください。
2. 新型コロナウイルス感染症の特徴
(1)新型コロナウイルスの感染方法
新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)は、飛沫による感染伝播が主体と考えられます。また換気が悪い環境では、咳やくしゃみなどが無くても、発声や荒い息などから生じる小飛沫によっても感染が起こることがあります(参考:NHKスペシャル動画 )。これは感染者に対する積極的疫学調査の結果、ライブハウス、コーラスグループ、スポーツジム、宴会やカラオケなどでのクラスター感染があったこと等から推測されたものです。また、接触感染もあると考えられており、例えばドアノブやエレベーターのスイッチ、手すりなどからウイルスが付いてしまった手で目をこするなどの動作をすることで、粘膜から感染します。
有症者が感染伝播の主体ですが、発症前の有症者(その時点では無症候)や、発症間もない感染者からの感染性があることがこのウイルスの特徴であり、このわかりにくさが市中感染を増やすやっかいな要因とも思われます。
(2)新型コロナウイルス感染症の症状
新型コロナウイルス感染症の症状としては、発熱、呼吸器症状(せき、のどの痛み、鼻水鼻づまり)、頭痛、強いだるさなどが見られます。初期症状はインフルエンザやかぜに似ており、これらの時期に区別するのは困難であるとされています。8割程度の患者は発症から1週間程度で軽症のまま治癒しますが、2割程度がその後呼吸困難となり重症化し、5%程度が10日目以降に集中治療室に入る傾向があり、2~3%で致命的とされています。
致死率は年齢で異なり、60歳未満では0.5%未満ですが、60歳代で1.5%、70歳代で5.6%、80歳代で11.9%と、高齢者でとても高くなります。基礎疾患(心血管疾患、糖尿病、慢性呼吸器疾患)などのある患者では致死率が高いといわれており、また若年であっても脳梗塞を起こすことや、軽症患者として経過観察中に突然死を起こすこともあり、血栓症との関連が考えられています。最近では、治癒した患者でも後遺症が残るという報告があり、実態調査が行われています。決してあなどることのできない病気だと考えます。
(3)新型コロナウイルス感染症の検査と治療法
最近までは、新型コロナウイルス感染症の検査について、医師等が対象者の鼻に綿棒を突っ込んでのどの奥をぐりぐりして採取する鼻咽頭拭い液からウイルスのRNAを検出するPCR検査による方法しかありませんでした。しかしこの方法は、検体採取の際にどうしてもせきやくしゃみが出やすいため検体採取者の感染防護を厳密にしなければならず手間暇がかかること、PCR検査も研究室で行わなければならないことが多く搬送の手間がかかる場合が多いこと、そして検査そのものも時間と手間がかかること、といったいくつかのボトルネックがありました。最近さまざまな研究開発が進んでおり、唾液を検体とすることが可能になり、抗原検査による迅速な結果判明も可能になってきており、こうした方法が普及すれば、よりスムーズな検査が可能になります。
なお抗体検査キットがあちこちで出回っています。新型コロナウイルスに関する抗体の性質は現在研究が進められていますがなお不明な点が多いです。また国内で医薬品・医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律(薬機法)上の体外診断用医薬品として承認を得た抗体検査はありません。ご留意ください。また厚生労働省が行った調査(資料:抗体保有調査 )によると、6月時点では東京でも1%未満の方しか抗体を保有していないことが明らかになっています。なお日本人は既に何らかの免疫を獲得しているのではないかとする言説も時折見かけますが、立証されていない限り頼りにすることも困難です。
現時点では、この感染症に特別に効果のある治療法はありません。軽症の場合は、経過観察のみで自然に軽快することが多いとされています。症状により、発熱や呼吸器症状、基礎疾患に対する対症的な治療が行われます。重症になると人工呼吸器やECMO(体外式膜型人工肺)が使用されます。治療薬としては5月7日にレムデシビルが特例承認されており、ファビピラビル(アビガン)、シクレソニド、ナファモスタット、イベルメクチン等の臨床研究や治験などが実施ないし検討されています。しかし現時点で、インフルエンザにおけるタミフル、イナビル、リレンザのような効果的な薬剤は確認/開発されていません。サイトカインストームや血栓症との関連の指摘もあり、それらの対策のための治療薬も使われるようになっています。
ワクチンについては、国内外で多様な方法での開発が試みられています。国内でも臨床試験が開始されており期待を持っていますが、他方でまだ有効性/安全性が十分かどうかは不明であり、仮に完成しても生産能力やワクチン確保競争の中で国民に行きわたる見通しが立っているわけではありません。当面は引き続き、「極力感染しない」ことを目標とした対策を進める必要があります。
3. 新型コロナウイルス感染症対策の考え方とこれまでの経緯
(1)当面の目標
新型コロナウイルス対策は、引き続き当面は持久戦であると個人的には考えています。時間を稼げば、手軽な検査法や治療薬、ワクチン等の目途が立つ。そうすればインフルエンザのような扱いが可能になる。それまで極力、感染を制御(コントロール)して重症化や死亡を防ぎ続け、時間を稼ぐことが戦略的な目標であると考えます。
(2)感染制御方法の分類
ではどうやって感染を制御するか。あくまでも私見ですが、感染の制御には、1)個人的な制御、2)施設やグループ単位での制御、3)社会的な制御、の3つの階層に分類して考えるとわかりやすいのではないかと思っています。
1)個人的な制御とは、一人ひとりがウイルスを体内に入れることを防ぐ取り組みです。具体的には、石鹸やアルコール消毒薬等による手指衛生の徹底(動画:正しい手洗いの方法 )、環境や必要に応じたPPE(個人防護具:マスク、フェイスシールド、手袋、ガウン等)の装着、三密な環境に近づくことを避けること、接触確認アプリCOCOAをインストールすること、他の人との距離を意識すること、握手やハグを控えること(そもそも日本人はあまりしませんが)、等です。微熱であれ症状があったら会社や学校を休み家で過ごすこと、必要に応じて相談センターに連絡したり受診したりすることも、とても大事なことです。
2)施設やグループ単位の制御とは、例えば建物の換気をすること、手すりやドアノブやエレベーターのボタンなど、多数の者が触れる場所を消毒液(といっても家庭用のバスマジックリンとか薄めたハイターとかで構いません。参考:新型コロナウイルスに有効な界面活性剤が含まれた家庭用洗剤のリスト)などで清拭すること、人と人との距離が適切に開くようベンチの場所などを配慮すること、窓口等に仕切りを設けることやゾーニングを行うことなど物理的な対策も考えられます。また、あまり大人数の人が一度に集まらないように間引いたり分散させたりすること、テレワークやテレカンファレンス(遠隔会議)を普及させることや、感染者が判明した際に濃厚接触者に連絡や把握ができるように名簿を整えておくことなども挙げられます。また学級閉鎖や個々の学校ごとの学校閉鎖などもこのレベルの制御といえるでしょう。こうした内容は、主に業種別のガイドラインとして整理されていますので、このガイドラインを遵守することが大事といえます。このレベルの対策は、新型コロナウイルスが特定の環境(三密環境)で多数の感染者を生ずるという特徴を持つことから、クラスター対策として特に重要です。
3)社会的な制御とは、陽性者が判明した際に保健所が積極的疫学調査を行い、濃厚接触者を探して対応を必要な対応を行うことや、陽性判明者に対して感染症法に基づき病院への入院や宿泊施設での療養を措置すること行われています。さらに感染が拡大した際には緊急事態宣言の発出や外出や営業の自粛要請、またそれらを裏打ちするための各種の経済対策や医療機関等に対するPPEの供給等も行われましたが、この分類に含まれるものでしょう。また見落とされがちですが、入国制限や検疫強化など水際での規制も社会的な制御の重要な要素だと考えます。
この3つの分類による感染制御はそれぞれ排他的なものではなく、状況に応じて相互補完的に組み合わせて最終的に感染を抑制する関係にあります。それぞれに基本的人権を侵害する面があることや、個人情報や個人の尊厳の保護に留意が必要です。さらに個人個人の生活や社会における経済とのバランスも考慮しなければなりません。
(3)これまでの対策の経緯
日本においては、当初は中国湖北省武漢市を中心に感染拡大していたため、まずは指定感染症の指定および湖北省等に対する水際対策の強化が行われました。クルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス号」の検疫対応も、日本国内に対する社会的な制御の一環と考えられます(参考:ダイヤモンド・プリンセス号現地対策本部報告書 )。そうした対応により時間を稼ぎながら、医療提供体制や検査体制を整えることが当初取り組まれました。また積極的疫学調査によりクラスター対策の重要性が見いだされ2月25日に政府新型コロナウイルス対策本部の基本方針 に明記されました。また、3月9日の新型コロナウイルス感染症対策専門家会議 「新型コロナウイルス感染症対策の見解」 において、感染しやすい環境の3つの条件として、「①換気の悪い密閉空間であった、②多くの人が密集していた、③近距離(互いに手を伸ばしたら届く距離)での会話や発声が行われた」が重なった時と示されています(ちなみに、専門家会議の提言で同じ条件について「3つの密」という表現が出てくるのは4月1日の提言です。その間に「3密」という表現が発明されたものと思われます)。
しかし感染判明者の増加は4月に入っても続き、政府は新型コロナウイルス感染症の全国的な拡大状況を踏まえ、4月7日に7都府県を対象に新型コロナウイルス感染症緊急事態宣言を発出、16日に全国に対象を拡大し、接触機会の8割削減など徹底した行動変容を呼びかけました。そして新規感染者数が減少傾向に転じ、医療提供体制の整備が進み余裕が出てきたことを踏まえつつ5月14日から順次解除を行い、5月25日に全国で解除となりました。また2次にわたる緊急対応策(2月13日 、3月10日)、そして2次にわたる補正予算(第1次補正予算厚生労働省概要 、第2次補正予算厚生労働省概要)を組み、経済対策や医療提供体制等の対応にあたりました。幸いにして、多くの方々のご協力とご負担により、一度は感染が下火となりました。また5月4日の提言 では、「新しい生活様式」の提案や業種別ガイドライン作成の方針が示され、取り組みがスタートしています。接触確認アプリCOCOAも、6月19日にダウンロードが可能になりました。
4. 現状および今後の対策の見通し
(1)現状について
7月に入って東京都などを中心に感染者数増など不穏な兆候があります。今回は3月下旬からの拡大状況と比較して、PCR等検査を積極的に行っており陽性者の年齢層が低いといった差はあります。「夜の街」という表現があり、確かに各地でのホストクラブやナイトクラブなどでの陽性者判明が報道されていますが、むしろ積極的に検査にご協力いただいている(ご関係の皆さまのご協力に、深く御礼申し上げます)ために陽性者が見つかっているのは、感染対策上とてもありがたいことです。そうした結果、感染者数のわりには重症者数等はまだ低く抑えられています。したがって、感染者数が同数程度でも、3月下旬の状況とは異なっていると考えられます(その頃は、「発熱して4日してから相談」という受診の目安が生きていましたので、無症状の方がPCR検査を受けることは現在よりも少なかったのではないかと思っています)。
しかし首都圏や関西の都市部を中心に「感染が拡大している」という方向性そのものはおそらく間違いありませんし、現時点では若者が中心だから重症化しにくいといっても、例えば医療機関や介護施設の従業員やお元気な高齢者の活動などを通じ、いずれ高齢者を中心とするクラスター感染が発生し重症者や死者がぐっと増えていく展開に再び進む可能性もあります。孤発例も増えており、市中感染は徐々に拡大しているものと思われます。また、違う地域から移動してきて確認される感染者も見られるようになっていることも気にかかります。現場の診療所の医師からは、ここ数日で受診者が若者に限らなくなっており、人数も増えているというお話も伺いました。今見えている状況は、約一~二週間前の感染状況にしか過ぎないことを頭におきつつ、十分な警戒と対策を行うことが必要です。
(2)当面の対策の見通し
一方で、3月ごろと比較すると、感染制御の手段が相当整備されました。とくに大きく異なっているのは、業種別ガイドラインが整備されてきたことです。既存の医療機関や社会福祉施設等既存のガイドラインに加え、7月1日現在で155の業種別ガイドラインが整備されました(参考:一覧表)。この実施がどこまで徹底しているかが問題にはなりますが、施設・グループ単位での制御は3月時点からは一定進んでいると考えられます。また個人単位での制御についても、3月ごろに指摘されていたマスクやアルコール等の不足感は解消されており、あとは徹底されることが重要という状況です。個人単位での制御および施設・グループ単位での制御が徹底されていれば、社会や経済に大きな影響を与えうる都道府県規模の営業自粛要請や緊急事態宣言といった大規模な社会的な制御まで至らずに済むかもしれません。3月~4月の段階では、3密回避等の呼びかけ以外にはもうそれしか手段がない状況でした。
そういう意味では、現時点で必要なことは、改めて手指衛生の徹底や三密の回避といった感染対策の基本について改めて呼びかけ、一人ひとりが意識して実行すること、認証制度やシステム(参考:神奈川県「感染防止対策取組書・LINEコロナお知らせシステム」)等により業種別ガイドラインの徹底をはかり、客側も安全なお店を選ぶように行動すること、テレワークやテレカンなどを引き続き企業が行い続けることなどが急務といえます。4月~5月で取り組んでいたことを、再び思い出してください。
もちろん自治体や政府においても、地域ごとに丁寧に対策をとりつつ今後も状況を注意深く追っていく必要はあり、爆発的な感染拡大の兆候があればさらに強力な介入を行えるよう最大限の警戒をしつつ準備を進めるべきであろうと考えます。また、出入国者の考え方すなわち水際対策については、国内の感染対策でもそれなりの影響を持つ要素です。都道府県との意見交換の場でも、かなりの数の知事から直接懸念がありました。きちんと国民の皆さまに説明できる形でかじ取りを行うことが大事だと思います。
(3)感染症対策は全員が主役
感染制御について、個人的な制御/施設やグループでの制御/社会的な制御という3つの分類をしました。このうち社会的な制御、すなわち緊急事態宣言や大規模な営業自粛要請などについては、行政による実質的な私権の制限を伴うことも少なくなく、経済的な影響も免れない(仮に休業補償を行ったとしても、そのために国債を発行すれば後世にツケを残します)ため、行わないで済むなら行わないのがベストです。そのためには、できるだけ多くの方が個人的な制御を日ごろから当たり前に心がけていただくこと、そして責任者の方々が施設やグループでの制御に取り組み、行政もその支援を行うことが必要でしょう。
感染症への対策、特に手指衛生や3密回避などは、誰かがやればよいというのではなく、できるだけ多くの方が、可能であれば全ての方が取り組めばより一層効果的です。そういう意味で「全員が主役」であると考えます。ラグビーで言われる”One for All, All for One”という言葉も、感染症対策にも当てはまるのではないでしょうか。
一方で、自分の近くに感染症の陽性者はいないし、いるわけがない、いてはならない、などと思い込むことは、むしろ発熱等の症状が出てきたときに受診を躊躇することに繋がります。あるいはいわれのない偏見や差別により他人を傷つけることにもなりかねません。ダイヤモンド・プリンセス号に乗っていた時期も、その後の感染拡大時期も、聞いてもっとも悲しかったことは、各地の最前線で新型コロナウイルス対応にあたっている医療従事者やそのご家族が、地域で不当な言説を浴びせられてしまうという報せでした。もちろん、感染された方々への非難や中傷の話を聞くにつけても、同様の思いをします。いずれも人の心を折り、ただでさえ辛い人にさらに鞭を打ちこそすれ、感染対策のためには百害あって一利なしです。結局、恐怖や不安のあまり他人事だと思いたいという心理が、そのような行動を招くのではないかと推測します。
おそらく人間だれしも、未知の感染症に恐怖や不安はあると思います。だからこそ、正しく石鹸や消毒液で手指衛生をする(再掲/動画:正しい手洗いの方法)ことで手軽に感染を防ぐことができる、身を守ることができるということを、身に着け実践しつづけることがとても大事なのです。ウイルスがどこにいるかは見えないけれども、自分の身を守る手段さえ身に着けていれば、周りの方にも自信を持って接することができるようになるものと思います。
末尾に、Facebookにて、1~2週間に1回くらいの頻度で、何度も繰り返し書いているお願いを改めて記します。
- 石鹸での手洗いをマメにしてください。換気を行ってください。三密(密閉空間・密集場所・密接会話)を避けてください。
- 医療機関や介護施設など、感染リスクがありながらさまざまな現場に立っておられる方々に社会は支えられています。その方々のことに思いを致してください。
- 誰も、感染したくてする人はいません。警戒していても、誰であってもわずかな隙も逃さないのがウイルスのウイルスたる所以なのであり、その人に非があるわけではありません。心ならずも感染してしまった方や、感染者を出してしまった組織・施設に対して必要なことは治療や支援であり、非難や差別ではありません。どうぞ温かい気持ちで接して差し上げてください。
心からのお願いです。
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