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2014年12月

2014年12月30日 (火)

2014年を振り返ってみた

 2014年末にあたり、自分に関してこの年に何があったのか振り返ってみました。長年取り組んできた仕事に節目ができ、内閣の一員となることで新たなステージを頂く年でもありました。簡単にまとめてみたいと思います。なお順不同です。

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●第47回衆議院総選挙で小選挙区から三期目の当選

 12月に行われた衆議院総選挙において91,188票を獲得して岡山県第四選挙区の代表として三期目の当選をさせて頂きました。寒い中、また急な解散で多くの皆さまにご迷惑をおかけしましたが、それにも関わらず沢山の暖かいご支援を賜り議席をお預かりすることができ、ただただ感謝の思いです。ご期待に応えるよう来年も全力を尽くします。

●厚生労働大臣政務官を拝命

 9月の内閣改造により厚生労働大臣政務官を拝命し、塩崎恭久厚生労働大臣を支えて内閣の一員となりました。また12月に発足した第三次安倍内閣においても留任しました。医療・介護・福祉等を主に担当し、プログラム法で定められた社会保障制度改革を進めることに加え、エボラ出血熱やデング熱等の対策や危険ドラッグ対策等の課題に政府側で関与しています。


●死因究明等推進計画の閣議決定

 医学の発展や犯罪見逃しの防止に向け「死因不明社会」を脱することを目指し、一期生の時には議連の事務局、昨年から今年にかけては自民党PT座長として活動していました。今年6月に死因究明等推進計画が閣議決定し、政府として取り組む枠組みが整えることができました。時限立法だった死因究明等推進法の後継として、死因究明等推進基本法案を超党派で国会に提出し衆院内閣委員会で趣旨説明を行いましたが、11月の衆院解散に伴って廃案。次期通常国会での再提出を目指します!


●難病医療法等の成立

 パーキンソン病ヤール3対象外しの阻止活動をきっかけに、平成19年に難病議連パーキンソンWGを立ち上げ事務局長として活動。当時から法制化の要望がありましたが、税と社会保障の一体改革を期に政府内で話が動き出し、一昨年は自民党難病PT事務局長として党側で患者団体のヒアリングを重ね提言の取りまとめを行いました。今年4月には提出された難病医療法等の審議にあたり厚生労働委員会で質疑。ほぼ全会一致で難病医療法等は成立しました。来年1月の施行に向け、厚生労働大臣政務官として準備にあたっています。


●医療事故調査制度の具体化

 医療事故調査制度に関し、平成19年の厚労省第二次試案が出された頃から関心を持ち、国会での質疑などをしていました。医療介護総合確保法の一部として医療事故調査制度が法制化されるにあたり、党内での議論に参画。同時に医療者向けのセミナーの講師等を務め現場の方々との意見交換を深めました。厚労大臣政務官就任に伴い所管することとなり、現在行われている「医療事故調査制度の施行に係る検討会」第一回にて発言するなど、患者・医療者とも安心して医療にあたれる環境を目指すべく取り組んでいいます。


●党総務部会長代理・総務委員会理事として

 昨年に引き続き今年の通常国会では、自民党の総務部会長代理、情報通信戦略調査会事務局長、および衆議院総務委員会理事として、放送・情報通信、郵政、地方自治、消防等の政策形成や円滑な国会審議などに取り組みました。本会議で質疑した地方自治法改正案(後述)や、電波利用料の改定を行う電波法改正案、制度創設以来50年ぶりの制度改正となった行政不服審査法改正などの法案の成立に力を尽くしました。

●地方自治法改正について本会議場で代表質問

 自治体間の連携協約制度や事務の代替執行制度の創設、指定都市制度の見直しなどを核とする地方自治法改正案に関し、衆議院本会議において自民党を代表して安倍総理および新藤総務大臣に対して質疑を行いました。在職6年目にして初めて議長に名前を呼んでいただき、衆議院本会議場の壇上に上がりました。自分の想いも交えながら、地方創生のはしりとなる法案の意義を質しました。なお、道州制については自民党内での議論がまとまらず、実質的に前進できなかったことは謙虚に受け止めなければなりません。


●児童ポルノ法改正案について衆院法務委員会にて質疑

 児童虐待を防止することを目的とした児童ポルノ法について、単純所持の禁止等を趣旨とする改正が行われました。自民党内での議論に参加していましたが、衆院法務委員会での審議にあたり、自民党の質疑者の一人としてアニメや漫画等に関し法律に規定を設けることについて慎重であるべきという趣旨の質疑を行い、その方向で改正案が成立することとなりました。多くのご関係の方々の成果です。議員立法では、提出者であったアレルギー対策基本法案も今年成立しました。またリベンジポルノ対策について党内議論に参加しました。いずれ法案が提出されるものと思います。


●衆議院の海外派遣でヨーロッパ等を訪問

 松本純衆議院議員を団長とする衆議院調査団の一員として、8月にイギリスをはじめヨーロッパ等5か国を訪問する機会を頂きました。ウクライナ問題やスコットランド独立問題等に直面する中、対外的にはEUとして団結しているように見えつつも、国によりEUの見方や立ち位置が異なり微妙なバランスの上に成り立っていることを学べた貴重な機会となりました。

●北アルプス表銀座縦走

 プライベートですが。7月に北アルプス表銀座(中房温泉~燕岳~大天井岳~槍ヶ岳~上高地)を3泊4日で縦走しました。単独行だったのですが途中から同じルートを歩くペアとご一緒させて頂き、おしゃべりしながら楽しく歩くことができました。残念ながら天候に恵まれず槍の穂先は断念せざるを得ませんでしたが、また改めてリベンジしたいと思います。なお8月には「山の日」制定PR隊の一員として長男坊を連れて西穂独標を目指しましたが、またも悪天候のため西穂山荘で引き返すこととなり、雨男伝説に拍車がかかることとなりました。

 その他にも、妹の結婚(お幸せに!)や9年間在籍した公益社団法人倉敷青年会議所の卒業(多くの皆さまにお世話になり、誠にありがとうございました)、長女の大学受験と合格(孝行娘でありがたいこと)など、さまざまな出来事がありました。前厄の歳だったのですが、事故や病気等もなく、家族ともどもおおむね無事に過ごせたのは、本当に多くの皆さまの暖かいお気持ちのおかげです。今年一年、まことにお世話になりました。心から御礼申し上げます。

 皆さまにとりましても、来る2015年がよいお年となりますようにお祈り申し上げます!


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2014年12月15日 (月)

今回の選挙の結果について

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 このたびの選挙では、寒い中の突然の解散という状況にも関わらず、多くの皆さまのお支えを頂き、三度目の衆議院の議席をお預かりすることができました。誠にありがとうございました。

 今回の選挙では、主に「アベノミクスをはじめとする安倍政権の政策の継続をお許しいただきたい」とお話ししました。開始してまだ二年間ですから道半ばであり、実感がないとか格差が広がったといった批判も、当たっている面もあると考えます。しかし、ここで路線を改めるのではなく、景気対策など必要な手当てを行いながら、成果がでるまでやり抜く力をお与えいただきたいとお訴えをしました。また地方創生や切れ目のない安全保障法制の整備、社会保障制度改革なども道半ばです。これらの継続をお訴えし、一定のご理解をいただいたものと考えています。再び岡山県第四選挙区からの当選者として国会に送っていただいたからには、申し上げたことの実現に全力を尽くす所存です。

 また、全国では自民党・公明党の与党で前回と同数で全体の2/3を上回る議席をお預かりし、安倍政権についてもご信認をいただいたものと考えます。ただ、つぶさに状況を眺めると、沖縄で小選挙区四議席を失った結果、純粋比例で九州ブロックに立候補されていた経験豊かな前職の先生方を落選させてしまったことなど、前回の勢いとは微妙に空気が変わっているところもあります。私自身も二年間の活動の結果として、ほぼ同一の票数(厳密にいうと34票の増)に留まっています。政策の効果が実感されていればそうはならないものと思われます。また投票率そのものも低い値に留まりました。こうした点は、謙虚に受け止めなければならないと思います。

 一方で、「巨大与党が憲法9条を変えてしまう!戦争をする国になってしまう!」等の主張も他の方からあったようですが、憲法の改正には衆議院で与党が2/3を確保していても、参議院は1/2をやや超えた議席しかないため発議もできない状況は続きますし、仮に発議できたとして、さらに国民投票で過半数の賛成が必要なわけで、衆議院でいくら議席を得ていても、国民の理解がない憲法改正はそもそも不可能です。そのような、誤った、かついたずらに不安感を煽る机上の空論に惑わされる方も、一定程度に留まったということも可能でしょう。野党再編という議論もあるようですが、比例区でそれぞれの政党に投票した有権者にどう説明するのでしょうか。その説明は筋の通ったものなのでしょうか。今後の展開に注目しています。

 また選挙戦を戦っていて感じたのは「自民300議席の勢い!」といった報道の怖さでした。握手を求めると、「もう大丈夫じゃ!」とお励まし頂くことが何回もありました。もちろんお励ましですからありがたいことですが、一方で「いや、あなたの一票が大事なんです!」と言っても聞いてもらえない空気がありました。途中から、自分の相手は対立候補ではなく、この「大丈夫!」という空気だと感じました。投票率の低さについては様々な要因が絡み合っているとは思いますが、選挙期間中の圧勝予測報道が、有権者を白けさせ、出足を鈍らせた面もあると思います。

 今回は、衆議院選挙でインターネット選挙運動が解禁となった初の選挙となりました。急の解散だったのでかなり慌てていろいろなコンテンツを準備しましたが、例えば選挙運動のustream生中継ではのべ2,479の合計視聴者数(2014.12.15晩現在)でした。例えば倉敷市民会館の大ホールギュウギュウ詰めの人が多かれ少なかれ接してくれたと思えば、それなりの効果はあったのかと思います。Facebookでの日々のやり取りやコメントにも励まされましたし、初日にネックウオーマーを着けていて(寒がりなんです…)、「必死さが感じられない」といったご指摘を頂いて、翌日以後外したようなこともありました。多面的かつリアルタイムに近い形で選挙期間中の候補者を見て頂く機会ができたと思いますし、またさまざまな視点からの反応を知ることができました。もちろんまだ研究の余地はありますが、さまざまなトライが楽しかったです。睡眠時間は削りましたが…。

 いずれにしても、寒い中での選挙ですが、多くの皆さまのおかげさまで充実した選挙戦を戦うことができました。そしてとても貴重な結果を賜りました。ご関係を頂いた皆さまに、心から感謝を申し上げます。ありがとうございました。もちろん反省点や改善すべき点多々もあります。また選挙は多くの地元の方々のご意見を伺ういい機会であり、とても勉強になりました。議員としてはこれからが仕事です。お与えいただいた期待にお応えできるよう、今後とも努力精進します。


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2014年12月13日 (土)

どうぞ投票にお出かけください!

 さきほど、第四十六回衆議院議員選挙のマイク納めを行いました。本当に多くの皆さまに支えて頂いていることを実感できた、幸せな選挙戦を行えました。皆さまに心からの感謝の想いで遊説を終えることができました。

 今回の選挙では、アベノミクスや地方創生、社会保障制度改革や安全保障法制など、安倍政権が二年かにわたって実行してきた政策を継続させ、政治を安定させ、倉敷・早島および日本を発展させる、やり抜く力をお与え頂きたいと訴え続けました。「この道しかない」のです。また私自身も、今一度国会に戻って仕事をさせて頂きたい!と申し上げ続けました。このことを、多くの皆さまに頷いて聞いて聞いて頂けたことは心強いことだと思っています。

 選挙期間中、個人演説会・街頭演説は300回を超えました。寒い中や雨の中、多くの皆さまにお聞き頂き、お励ましを頂きました。そしてインターネットでもustreamの生中継やFacebookでの報告、Webサイト等を通じ、多くの皆さまに橋本がくについてご覧いただけたものと思います。ネット選挙解禁の公職選挙法改正案提出者として、そうした形でご覧いただき、「いいね」やシェアなどの形でご支援いただいた皆さまにも、深く感謝申し上げます。

 倉敷JC主催の公開討論会でも、また決起大会でのお訴えでも、「意味のない選挙などありません」と申しました。有権者の皆さまの一票一票こそが、今後の日本の方向性を決めるものなのです。どうぞ明日の投票日には、皆さまお誘いあわせの上投票所にお出かけください。そして「橋本がく」と書いてください。何卒、よろしくお願い申し上げます。

 明日の選挙の結果が、倉敷・早島が、また日本が、また一歩前に進めるものとなりますように。

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2014年12月 2日 (火)

第四十七回衆議院選挙の立候補にあたり

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 本日、第47回衆議院選挙が公示されるにあたり、橋本がくは、岡山県第四選挙区より自由民主党公認候補者として立候補を届け出ました。

 今回の選挙戦は、安倍政権2年間についてご評価をいただき、自民党・公明党の連立政権によるアベノミクスをはじめとする様々な政策を今後も継続をお許しいただけるか、それとも民主党政権時代のような「決められない政治」「現実的な裏付けのないスローガンだけの政治」に逆戻りしてしまうのかをお選びいただく選挙です。

 政権交代以降、アベノミクス三本の矢により、雇用は100万人拡大し、有効求人倍率は22年ぶりの高水準となり、賃金もマクロの数字では上昇しています。もちろん、まだ始まってから二年ですから、必ずしも隅々まで届いているわけではなく、実感が乏しいという指摘もますが、何よりも政策を継続して行い、安心して企業活動や雇用を行える環境を目指し続けることが必要です。そのために社会保障の安定化・充実の一部に遅れが出ることも覚悟の上で消費税率引き上げも延期をし、個人消費の回復を目指した景気対策を行うべきです。コロコロ政策が変わることが望ましいとは思えません。「景気回復、この道しかない」アベノミクスを、さらに継続すべきです。

 また、地方創生も今後の日本の日本にとって、重要な政策です。日本の人口減少が予測される中、バラマキと縦割りによる従来の地域活性化や過疎対策の反省を生かし、それぞれの地方が持つ魅力や特色、そしてやる気により必要な支援を国が行うことにより東京一極集中を抑制し、中核都市を核として、「まち・ひと・しごと」を創生しなければなりません。特に倉敷・早島エリアは、岡山県西部を支える中核都市として今後さらにインフラ整備等を行っていく必要があります。私はそのために力をつくし、ふるさとと日本の発展に貢献したい。

 その他にも閣議決定に基づく切れ目のない安全保障法制の整備や、地球儀俯瞰外交の推進、医療保険制度の改革、感染症対策や危険ドラッグ対策など政権として取り組まなければならない課題は多くあり、これらを力強く前進させなければなりません。

 二年前の衆議院選挙において、二期目のバッジをお預かりし、全力を尽くして国政に取り組みました。9月には厚生労働政務官に就任し、塩崎恭久大臣を支えて日々職務にあたっています。ぜひここまで進んできた国政を、さらに前進させるお力をいただきたい。橋本がくに一票一票を投じていただくことで、皆さまのお気持ちを橋本に預けていただきたい。ぜひ「決める政治」をさらに進めるお力を私にいただきたい。絶対に政治を逆戻りさせてはなりません。

 「明日への選択。地方創生、前進!」橋本がくは、皆さまのご期待に応え、皆さまの手となり足となり耳となり口となって、倉敷・早島のために、そして日本のために全力を尽くす覚悟です。この岡山県第四選挙区の皆さまの想いを載せた一票一票を、橋本がくに投じていただけますよう、心からお願い申し上げます。


2014年12月2日
橋本がく


※なお、選挙期間中、随時このブログや橋本がくWebサイト橋本事務所フェイスブックページなどで、個人演説会の日程や選挙カーの行程、橋本がくの過去の取り組みや成果、演説などの動画等の情報発信を行っています。合わせてそちらもぜひご覧ください!

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