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2013年1月

2013年1月30日 (水)

お預かりした役職の紹介

 今週から通常国会が開会し、月曜日には安倍総理の所信表明演説、今日は海江田万里・民主党代表、平沼赳夫・維新の会国会議員団代表の代表質問がありいよいよ論戦がスタートしました。安倍総理の演説は必要なポイントに絞りメッセージ性の強い所信表明でした。「なぜエネルギー問題や憲法問題について触れなかったのか」という質問もありましたが、これは来月の来年度予算の国会提出時に改めて施政方針演説を行うためで、まずは補正予算のために絞った演説をしたものです。二度目ということもあり、安定感があります。今日は質問に答えて「憲法96条の改正を目指す」といった姿勢の表明もありました。

 同時に、僕自身も当選以来、国会や党内でいろいろなお仕事を頂くこととなり、役職・肩書が増えました。これは別に偉くなったということではなく、それぞれの政策分野等に一定の責任を預かったものだと思っています。こういう職責を果たすため、東京でも忙しく過ごしています。もちろんご支援いただいた皆さまのおかげで忙しくしていただけるのであり、誠に有り難いことです。今後も増える可能性がありますが、とりあえず現時点での役職等をここでご紹介します。しっかりと与えられた責務を果たし、社会のために尽くします!


衆議院議員(岡山県第四選挙区選出、当選二回)

もちろん、今回有権者の皆さまにお与えいただいたこの役職がすべての出発点です。

●衆議院
 総務委員会 理事
 海賊行為への対処並びに国際テロリズムの防止及び我が国の協力支援活動等に関する特別委員会 理事
 沖縄及び北方問題に関する特別委員会 委員

衆議院議員は、衆議院の中で必ず一つ以上の常任委員会に所属する必要があります。今回は「総務委員会」の所属となりました。名前の通り総務省が所管する行政分野の担当で、具体的には地方自治、地方財政、放送・通信、郵政、統計、行政評価などを担当します。まずは地方公務員の人件費削減要請とそれに伴う来年度予算における地方交付税の減額措置あたりが最近ホットなテーマでしょう。特別委員会は個別の政策テーマごとに設けられるもので、今回は二つの委員会に所属することになりました。海賊・テロ特委は、以前は「イラク・テロ特」でしたが、自衛隊の海外派遣による国際平和支援について議論します。アルジェリアの事件についても審議することになるかもしれません。また沖縄・北方特委は、名前の通り沖縄問題、北方領土問題が担当です。なお、「理事」とは、委員の互選により選ばれるもので、会派を代表して委員会の運営を司ることになります。具体的には委員会の日程や議題の調整、質問者の選定などを行います。

●自由民主党
 政務調査会

政務調査会とは、自民党の政策決定機関です。部会は各省庁ごとに置かれ、各省庁の政策・法案・予算は部会の議論を経て政調審議会、総務会を経て党議決定されます。調査会は個別政策テーマごとに設置されるもので、さらに細かくPT(プロジェクトチーム)や小委員会などが置かれることもあります。だいたい平日の朝8時からといった日程で部会・調査会の会議は設定されることが多く、朝一番の日程になりやすいです。

  総務部会 副部会長
  厚生労働部会 副部会長
  経済産業部会 副部会長

それぞれ総務省、厚生労働省、経済産業省の法案・予算等を議論します。自民党は現在与党のため、法案等が一旦党議決定され国会に提出されると、国会では反対することはできません(いわゆる「造反」になります)。国会提出前にじっくりと議論するのが党内の部会です。部会の了承がなければその先のプロセスに進むことができません。党内議論の熱いバトルが実際に繰り広げられる現場です。

  情報通信戦略調査会 事務局長
  選挙制度調査会
   インターネットを使った選挙運動に関するPT メンバー

部会と並んで個別政策ごとに設置されるのが「調査会」です。インターネットを使った選挙運動に関するPTは、今国会中に公職選挙法を改正するという安倍総理の方針下、平井卓也座長を筆頭に目下フル回転中。情報通信戦略調査会は、川﨑二郎衆議院議員が調査会長。日本のICT戦略を推進します。

組織運動本部
 青年局 次長

45歳以下の自民党国会議員で構成。82人の大組織であり局長はご存知、小泉進次郎衆議院議員。各都道府県連にも青年局組織があり、あわせて若者による運動・政策実現を目指します。

広報本部
 ネットメディア局 次長

自民党のWebサイトやFacebookページ、カフェスタでの番組配信からニコニコ動画利用など、自民党のネット上の広報戦略を担います。局長は平井卓也衆議院議員。ある雑誌には政党で最もネット利用が進んでいるのは自民党と評価をされましたが、それを実際に担う組織です。

岡山県支部連合会 顧問

●議員連盟
 医薬品のネット販売に関する議員連盟 事務局長
 異常死死因究明制度の確立を目指す議員連盟 事務局長
 DFD研究会 事務局長

議員連盟とは、特定の政策分野等に興味関心を持つ任意の議員グループ。とはいえ議員立法や政策への影響も大きく、おろそかにはできません。医薬品ネット販売については、1月11日の最高裁判決を受け、週に一回ペースで既にフル稼働中。異常死死因究明制度についても、昨年の立法措置を受けて今年中に新しい制度の枠組みを検討すべく、そろそろ始動させます。DFD研究会は、先端科学技術研究(宇宙開発や海洋研究ナドナドについて提言を行う研究会。ダイナミック・フューチャー・ドリーム研究会というかなり和製英語の略ですが、命名者は「銀河鉄道999」の松本零司先生です。


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(今朝の厚生労働部会にて。田村憲久・厚生労働大臣挨拶中。隣は福岡資麿部会長、石井みどり部会長代理)

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(今日昼の青年局会合。挨拶する小泉進次郎局長。隣は竹下亘・組織運動本部長)

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2013年1月24日 (木)

東京でのある一日の行動

 今週は、倉敷市議会議員選挙が行われているため、昨日まで倉敷にいました。定数43に対し47人が立候補する少数激戦の選挙となりました。候補者ごとに、重点的に街頭演説を行う候補、選挙カーが特徴的な候補、選挙カーを走らせない候補など、それぞれに工夫して訴えておられます。ぜひ倉敷市民の方には身近で大切な選挙ですから、しっかり選んで投票所に足を運んでいただきたいです。

 そのため今週の東京滞在は今日24日と25日の午前中のみとなり、予定を詰め込んだため大変な日になりました。橋本がくがどんな活動を東京でしているか、今日の動きを一通り記してみます。

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 朝、サンライズ瀬戸で東京着。この列車は便利すぎて週に一回は乗ってますね。東京駅で朝食としてかけそばを食べ、議員会館へ。荷物を置いて、一か所より道をしてから10時から自民党本部にて総務部会。副部会長としてひな壇の端に座ります。今回は地方公務員の給与削減要請の件で、埼玉県上田知事をはじめ地方団体も要望に来られ、新藤総務大臣以下の政務三役と幹部も出席されました。写真は決意表明をする新藤義孝総務相です。国の方針と地方交付税の在り方を巡り議論は白熱。11時半に議論の収束を見計らって抜け出して議員会館に歩いて戻り、厚労省からレク。建設国保について要望への対応を伺いました。

 お昼は議員会館の地下のセブンイレブンで弁当を買って自室で食べました。再び歩いて党本部へ行き、13時から自民党選挙制度調査会インターネットを利用した選挙運動に関するPT。PTメンバーです。もちろん今のままでよいとは思いませんが、例えば電子メールは良くてFacebookのメッセージ機能はダメなの?みたいなことを思うがキリがなくなります。他にも議論百出。でもこれも急いで取りまとめなければなりません。会議終了後、平井たくや座長に別室に連れて行かれ、自民党ネットメディア局として企業ヒアリング。その場でネットメディア局のメンバーに任命されました(^^;

 15時にアポがあるためこれも途中で抜け出して会館に戻り、早島町からのお客様にお目にかかり、インターネットを利用した医薬品販売についてビジネス雑誌の取材を受け、ICT戦略について総務省のレク(自民党の情報通信政策調査会の事務局を先日仰せつかったため)、衆議院テロ・海賊特別委員会設置にあたり動議提出者になる打ち合わせ。28日の委員会では、先日初当選された池田道孝衆議院議員が最年長者のため冒頭の委員長役をする予定とのこと。偶然でしょうが、岡山県選出議員同士で委員会を進行させることになりました。

 続いて死因究明制度について内閣府の方のご訪問対応、翌日のインターネット医薬品販売を考える議員連盟会合について厚生労働省と打ち合わせ、ついで議連の会長の尾辻秀久参議院議員の事務所に伺いご相談。戻って岡山県より要望のため上京された伊原木隆太・県知事に総務部会での議論をご説明し、あわせて倉敷駅高架事業について逆陳情。そうこうしていたら暗くなってきて、新年会一件に出席。

 で、赤坂議員宿舎に戻りました。実は当選以来今晩が初めて宿舎泊で、全く生活用品が揃っていません。しょうがないので赤坂のドラッグストアやコンビニに、トイレットペーパーやタオルや石鹸など日常品の買い出しをし、荷物をほどいてひと段落してやれやれ、ということで今に至ります。これからお風呂に入って寝ます。。。

 なかなかハードで息つく間もない日でしたが、振り返ってみればいろいろ旬なテーマに関わる機会をお任せ頂き、本当に有り難いことです。全力を尽くして頑張ります!

 明日は午後の新幹線で倉敷に戻ります。よい週末をお過ごしください。そして倉敷市民の方、ぜひ投票所に足をお運びくださいね!

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2013年1月18日 (金)

医薬品のネット販売を考える議員連盟

 今週は、20日から倉敷市議選の告示ということもあり、倉敷・早島の日が多かったです。17日には伊東市長はじめ倉敷市幹部の方々から倉敷市の課題について改めて教えていただきました。忙しい中ありがとうございました。

 その中、18日には事務局を務める「医薬品のネット販売に関する議員連盟」第二回総会があり、17日夜にサンライズ出雲で上京しました。ネットでの医薬品販売については11日の最高裁判決で国が敗訴したことを受け、対応を協議しました。結論としては、場合によっては議員立法も視野に入れスピーディに検討を進めよう、ということとなりました。

 一般の方からすると「ネットで市販薬が買えない方がおかしい」という感覚だと思いますし、最高裁判決が出たのですからこれは重たいもので、きちんとその判断は受け止めなければなりません。

 ただ、日本の薬事行政には残念ながら過去さまざまな薬害を起こしてしまった経験があります。一般市販薬といえども奇形児を生む災禍となったサリドマイドや下半身麻痺等の被害を出したスモン(和解をしたのは父・龍太郎が厚生大臣の時でした)といった例があります。近年にもスティーブンス・ジョンソン症候群といった市販薬が原因と疑われる例もあります。新薬開発時に副作用の実証データをとる機会が限られる医薬品というものの性質上、今後似たようなことが絶対に起きないという保証はありませんし、医薬品行政を司る立場として、そのような悲劇を極力防ぐ責任があることは決して忘れてはいけません(解説として「Wikipedia:薬害」はとても簡潔で分かりやすいです)。

 インターネット販売の是非以前の問題として、業として医薬品に携わる方にはその一端を担っているという意識は持っていていただきたいと願いますし、「自己責任」という言葉は麗しいですが、市販薬とは場合によっては直接自分の体に被害が出るものだということは必ず頭の隅に置いて利用していただきたいです。その上で、より便利で健康な社会になることを目指して汗をかいてゆきたいと思います。

 18日夜には倉敷に戻ります。よい週末をお過ごしください。
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追記)議連の会合の内容は下記をご覧ください。
医薬品ネット販売、議員立法も視野に検討-自民議連(医療介護CBニュース)

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2013年1月11日 (金)

医薬品と自己責任

 まだ国会は始まっていませんが、12月に総選挙があったために税制改正や補正・本予算編成のプロセスが一か月遅れる格好となっており、今週頭から自民党の政務調査会の各部会や税制調査会の会合が頻繁に行われています。そのため、今週は倉敷と東京を3往復することになりました。。。移動時間は、睡眠や勉強や書き物の時間に有意義に活用しています。

 自民党では、政務調査会の厚生労働部会、経済産業部会、および総務部会の副部会長を拝命しました。それぞれ重要分野を所管する部会であり、倉敷・早島での3年間を糧に、また一期生の時の経験を思い出しながら党の中で安倍内閣を支え「日本を取り戻す」ため、頑張ります。

 また、二つの議員連盟の事務局長も預かることとなりました。一つは異常死死因究明推進議連であり、これは落選前から取り組んでいたことについて当選に伴い復帰することになったもの。もう一つは医薬品のネット販売に関する議員連盟です。ちょうど今日11日、最高裁判決が出て厚労省が敗訴したため、第一類・第二類の医薬品のネット販売の規制が事実上無効となったところで、超ホットなテーマです。まず来週後半に議連の会合を開いて対応を協議します。対立的ではなく建設的な議連にしたいです。

 個人的に一つ考えるのは、副作用が絶対には避けられず、ほぼ体調が(ということは判断力も)すぐれない時に頼ることになる「お薬」というものについて、どれだけ自己責任論を通用させてよいのかということ。どう思いますか?

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2013年1月 9日 (水)

業務連絡です。

思い当たる方へ。教えてもらったメールアドレスが違っているようで、エラーメールが返ってきてしまいます。お手数で恐縮ですが、もう一度ご確認の上、教えていただけませんでしょうか。またはメールの受信制限をされているのかもしれません。
いずれにしても、ご確認よろしくお願いします。

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2013年1月 1日 (火)

「日本を取り戻す」元年にあたり

 2013年年頭にあたり、謹んで新年のご挨拶を申し上げます。旧年中は特段のご愛顧を賜り、そして念願の小選挙区での当選を飾らせていただき、衆議院議員として新年を迎えさせていただきました。心から感謝の想いを深めながら日々の活動を続けています。

 安倍政権は、発足前から日銀総裁との会談を行い、また補正予算や平成25年度本予算の編成などを通じてデフレ脱却への強いメッセージを発することに成功しました。また外交面でも性急な対応を控えることで、いたずらに緊張した関係を緩和するムードを作り出しています。今回の内閣の人事を見ても安倍総理のリーダーシップが強く感じられる布陣であり、自民党が多数の議席をお与えいただいた責任をしっかりと受け止め、政策実行で応えていく決意を感じます。年末に倉敷・早島に戻り消防団の夜警周りをすると、やはり景気回復への期待は大きく、自民党が打ち出したメッセージが的確だったことを感じます。

 同時に、議席は多数だったとはいえ、消極的選択」によるものだったことは改めて肝に銘じなければなりません。決して自民党が積極的に支持を得たのではなく、民主党が徹底して信頼を失ったこと、第三局政党の底の浅さが隠し切れなかったことによる結果です。自民党も絶えず脱皮をしていかなければ、またいつか飽きられることを自覚しなければなりません。僕自身も前々回選挙よりも得票を減らしたことは、次回に向けた宿題をいただいたものと感じています。

 何はともあれ、お預かりした議席を生かして国会でしっかりと働いて「5つの約束」を前進させること、そして倉敷・早島でもそのご報告とコミュニケーションを欠かさず行うことで、きちんと小選挙区で選出された代表としての責務を果たさせていただく所存です。今年も引き続きましてのご指導・ご鞭撻をよろしくお願い申し上げます。

 皆さまにとりましても、今年が良い一年でありますように。

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