岡山県知事選挙告示前夜
明日11日から岡山県知事選挙が告示される。僕はいばらぎ隆太さんの自民党選対のメンバーとして活動しており、28日の投票日目指して必勝を期して活動を続ける。明日の出陣式ではガンバローコールの発声という大役があるので、まずそこで気合を入れ直さねばならぬ。
今回の知事選は、16年県政を支えた石井正弘知事の退任を受け、新人4氏で争われる構図となった。時代は地方の自立へ向かっており、これからの県政は岡山県が持つ個性や特質を生かして地域間競争に生き残ることを目指さなければならない。広島でも香川でも鳥取でもなく、あるいは大阪でもなく福岡でもなく、岡山!が選ばれるように努力しつづけるのが仕事だ。財政の厳しい中限られた資源を選択と集中でメリハリをつけて投資に回す判断が求められる。とすれば、仕事は「地域経営」以外のなにものでもない。だとすれば、今回の候補者の中で「経営」に経験と実績を持つのはいばらぎさんだ。これまで中央省庁出身者が占めてきた岡山県知事の座に、民間企業出身のいばらぎさんが新風を吹き込むことを期待したい。
ちなみに「しがらみがない」って美点なのか。人間だれしも親をはじめ他の人のお世話になって現在があるはずだし、その関係を「しがらみ」と表現して切り捨ててしまう人はただの恩知らずなのではないか。もちろん、公職の立場を利用して不当に特定個人・団体のみに利益を与えることは誰でも厳に慎まなければならないのは当然である。でも、個人的にはいろんなものを背負っている人の方が信頼できると思う。
閑話休題。で、最近どうも自民党総裁選挙とか岡山県知事選挙など、大事ではあるが自分ではない選挙に時間をとられてしまうわけだが、「近いうちに国民の信を問う」野田総理が約束した(それから2か月くらい経過しているが…)衆議院総選挙への準備も少しずつ進めている。先日は後援会の会長・役員会議を開催させていただき、選挙に向けた基本方針などについてお話ししお願いさせていただいたところだ。この岡山県第四選挙区では、先日、共産党も候補予定者が発表されたし、日本維新の会も準備している。「国民の生活…」の方の立候補という噂まである。ただ、どなたが何人立候補されても、やることに変わりはない。切実な思いを汲む政治を目指し、一人でも多くの方にお目にかかり、お話をし、手を握り、思いを訴えさせていただくことを積み重ねるのみだ。
政府与党が臨時国会を開こうともせず、党首会談の呼びかけもなく、全く与党としての責任を果たそうとしないのは全く残念なことだ。仕事したくないのであればいつでも代わる準備はあるが、その気配もない。ただサボタージュの状態だ。尖閣・竹島の問題やオスプレイ問題を始めとする外交・安全保障の問題にはいささか無頓着な対応によりむしろ事態を悪化させているし、社会保障国民会議や衆議院定数是正問題の解決に取り組もうとする姿勢も見せない。公債特例法案はどうする気なんだろう?復興予算の流用問題について国会審議を提案したところ、民主党議員が欠席して流会となった。他人の批判にさらされるのは全力で回避するわけだ。その割にノーベル賞を受賞した山中教授に早速お祝いの電話をかけたり、アマレスの吉田選手に国民栄誉賞の検討をするなど、他人の栄誉に便乗することにかけては抜け目ない。やれやれ、である。
かかる政権を戴くことは日本にとって誠に不幸という思いが募る。とはいえ浪人中の身、志を胸に秘めて日々努力を続けるのみだ。朝晩冷え込む中、風邪などには十分ご注意をしてお過ごしを。
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コメント
橋本様の日頃を拝見していて、「この方は恩を忘れない方。」と思うことがしばしばございます。
私は今日までの長い人生の中で、ばちが当たった人を見たことがございません。若いころは、やりたい放題の人を見て、うらやましいやら、腹が立つやらで、真面目に生きることがばからしく思えることもございました。
恩をあだで返す人は、この世を謳歌して、楽しく面白く生きていくのでございましょうが、それはその人が生まれる時に持ってきたものでしょうから羨んでもしょうがないこと。最近そう思うようになりました。
あの世が近くなりますと、静かな気持ちで日々のことを考えることができるようでございます。
投稿: 霞草と申します | 2013年5月 7日 (火) 19時31分