67年目の敗戦記念日にあたり
本日は、一般的には終戦記念日。もちろん心に留めなければならない大事な日だ。
ただ個人的には「敗戦記念日」と考えるべきだと思う。戦争は自然に終わったのではない。それまでの経緯があり、開戦し、戦いがあり、原爆投下を含め多くの犠牲があり、そしてポツダム宣言の受諾を余儀なくされたのだ。
そのことから、戦争の愚かさを学ぶことも、戦後復興を実現した先輩方の意識の高さを学ぶことも、国際外交の厳しさを学ぶことも、できる。しかしいずれにしても「自然と戦争が終わった」かのような認識を改めることがそのスタートとなる。また同時に近隣国などにとってはこの日が「戦勝記念日」または「独立記念日」であり彼らの自意識の支えになり続けていることを認識することでもある。昨今の韓国大統領の言動などはその証拠だ。
8月15日を「終戦記念日」と呼ぶこと自体が、戦争の暴力的側面を打ち消したい戦勝国と、「敗けた」ことを意識したくない(一部の?)日本人による何かしらの呪縛のようなものだと考えるが、いかがだろうか。
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