東日本大震災一周年を前に
明日、3月11日は東日本大震災の発生から一年となる。改めて犠牲となられた方々のご冥福をお祈りするとともに、さまざまな被害に遭われた方々に思いを致す。
一年前の15時過ぎ、用事で井原に行っていて帰りの車で一報を受け、車内カーナビのワンセグテレビをつけたら津波の映像が流れていたのだ。とても平和な周囲の光景と、テレビの中の映像の凄まじさとのギャップは今なお忘れられない。走る車が襲い掛かる波に呑まれるのをテレビで見ていても何もできないし、本当にその日の井原はのどかだったのだ。これは、破壊されつくされた陸前高田市の光景を眺めた後で、平穏無事な児島の街に行った時も同じことを感じた。全く同じ世界のこととは思えないのだが、同じ世界なのだ。人間、本当に自分のまわりのことしかわからないものだと痛感した。もっと常に想像力を働かせなければ。今なお言葉にもできずに苦しむ方々がおられる筈だ。がんばれなんて安易に言ってはいけない。
あの日を境に、いろんなものが変わってしまった。原子力の安全神話はもろくも崩壊したし、そもそも原子力に限らず地震・津波災害に対して常に意識をするようになった。来週行うイベントの打ち合わせを今日していたが、「突然に災害とかがあってイベント中止になることもあるし、その時はどうしようか…」みたいなことが共通の話題にのぼる。こんなこと、この一年より前ではありえなかっただろう。危機管理という意味では教訓となったし、しなければならない。今の政治のダメさ加減も露呈した一年だったようにも思う。
また、その中で平和に過ごせることのありがたさも改めて実感できるのも震災の影響だろう。今日は、倉敷瀬戸内ツーデーマーチが開催され、僕も飛び入りで5Kmコースを歩くことにした。倉敷川沿いに河津桜が一輪だけ咲いていた。大勢の人と一緒に歩き、一緒に歓声をあげて花を愛でる。そういったふとしたことをありがたいこととしみじみ感じる。
明日は、水島後援会の世話人会を夜に吉岡の事務所で行う。会合の後、3.11くらやみキャンドルプロジェクトのロウソクに火を灯し、ささやかながら被災地に思いを致す機会を設けるつもりだ。
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