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2011年12月29日 (木)

補助金をもらうということ

 倉敷で開催されていた第四回全日本ユース(U-15)水球競技選手権大会―桃太郎カップ―が、一昨日閉会した。優勝した男子:埼玉県選抜、女子:原田学園鹿児島情報クラブの皆さんには心から祝意を申し上げるとともに、開催にご尽力いただいた(財)日本水泳連盟、倉敷市、倉敷市体協はじめ多くの皆さまに感謝を申し上げたい。岡山県選抜チームは男女とも決勝進出したものの、男子が7位、女子が8位といずれもあと一歩という成績となった。来年も頑張ろう!

 この大会は、(財)地域活性化センタースポーツ拠点づくり推進事業のひとつとして行われており、10年間の運営補助金がいただける。高校野球における「甲子園」、高校ラグビーにおける「花園」のような、青少年があこがれ目標とするようなスポーツ拠点をつくることを理念とした事業だ。補助金でこうした大会が開催できることは競技団体としてはとても貴重なことだし、倉敷の街にとっても素晴らしいことだ。

 ただ、10年の補助期間が過ぎた後どうするかは、みんなで考えなければならない。関係者間では継続したいという思いは確認されている。あとは、どれだけそのために知恵を絞り身を切るか、覚悟が問われていると思う。補助金をもらえる10年間無事に大会を開催しました、あとはご勝手にどうぞという極めて役所的な思いがあるとすれば、そもそもの補助金の意味がない。補助金はあくまでタネ銭であり、そこから「水球の街・倉敷」を根付かせられなければ税金泥棒の誹りを逃れられない。

 国の予算のムダを削れ!という中にしばしばこういう補助金支出も含まれる。実際に震災復興に充当するため今年は減額された。それはやむを得ないこと。ただ、補助金を本当にムダにするか、有効にするかは受ける側の「みなさんの税金を使わせてもらっている」という覚悟が大事だとも思う。

 ついでに、今回新党を結成した各位にも、既存政党にいる各位にも、同じことを申し添えておく。政党交付金も原資はみなさまの税金なのである。

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21.水泳」カテゴリの記事

コメント

今年の政治は大震災のことにつきますが、何が起きようと前を向いて前進していかなければいけないのが、現実の厳しさです。
 大阪の橋本氏の影響や、消費税増税の動向など、常に政治は変化していきますが、今、私が関心をもっているのは平成天皇の崩御です。
女性宮家の創設が平成天皇の意向でしょうから、政治がしっかりと日本の国柄を守るべく、舵取りを誤らぬようにして頂かなければいけないと考えます。
 平成は大不況やオウム事件、阪神大震災や東北大震災と、国家として好転したとは言えませんから、期待の皇太子の時代には強い日本が復活できるようにと祈りたいと思います。
 
 習近平体制の中国は北朝鮮か、台湾のどちらかに、何らかのアクションが起きるでしょうから、そのときになってようやく日本は憲法改正することになるのかな?と思うのですが、その道筋を誰がつけるのか、私は橋本岳先生に期待したいのですが・・・。

投稿: かめ | 2011年12月30日 (金) 16時47分

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