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2011年6月28日 (火)

冷静に考えてみようよ!

 菅総理が事実上の内閣改造を行い、また、「三条件」なるものを示したと報道されている。なんていうのかな、論評するのもアホくさい。でも書かないと示せないので、備忘のために記しておく。

●なんで信じるのかな、三条件。

 三条件なるものは信用できない。一か月もたたないうちに、条件がいつの間にかすり替えられているからだ。

 菅総理は、27日の記者会見では、「私としては第2次補正予算の成立、そして再生可能エネルギー促進法の成立、そして公債特例法の成立、これが一つのメドになると、このように考えております」と言ったので、そのように呼ばれることになった。でもちょっとまってほしい。6月2日、不信任案採決前の民主党代議士会では、「この大震災、原発事故に対して一定のめどが付くまでぜひとも私にその責任を果たさせていただきたい」という話だった。

 よく「自民党も協力して三条件を成立させればええが」と言われる。内容を無視するのは如何なものかと思うが、仮に協力して三条件を速やかに成立させても、また「未だに原発事故には目途がついていない」とか言い出したらどうするのか

 そもそも民主党代議士会でも菅総理は「退陣する」とは言っていない「一定のめどが付いた段階での若い世代への引き継ぎを果たして」と言っているのであって、例えば内閣改造や党人事で若手をどんどん登用し、「引き継いだよ!」と言い出してもよい。まあ、なんでもありの人なので。

 これはマスコミも罪だと思う。「条件」とは守られるという信頼関係があってはじめて「条件」だ。具体的な言葉で語られ、署名つきでもだまされることもある。ましてや、菅総理の言葉はあいまいすぎる。「退陣の三条件」として扱うことが間違っている(たとえばこの記事)。

 口先だけでうまくその場を切り抜けるのが上手だなあ、と民主党の人一般について思うことがある。後で話が全然違っていたりするのである。さすがその親玉だ。かの鳩山氏は先日やっと気がついて「ペテン師」と呼ばわったらしいが、マスコミのみなさんも、そろそろそれに気づいてはどうか。

●被災地は主に東北なのだ、東北には、、、

 政治的理由により急に今国会に規模のあまり大きくない二次補正を提出することになったために、かつて二次補正と呼ばれていたものの中身が三次補正に後回しされた。その内容を詰めるのに頑張っていた某省職員は、実施が遅れることにとても落胆していたそうだ。もちろん単純に仕事が先延ばしになったから、というのもあるだろうが、真意は、後ろ倒しになることにより予算執行が冬になるということ。そして主な被災地である東北には、冬には積雪するのだ。工事もままならなくなり余計な費用もかさむ。実施できない事業も出てくるかもしれない。それが読めるから落胆するのだ。今しか見ていない菅総理、あなたは東北の冬を考慮していますか?

●浜田参議院議員の登用

 彼の人柄については、直接存じ上げないので触れない。噂はいろいろ聞くけど。ただ、「震災復興に協力したいという熱意が伝わった」という登用理由は、民主党・自民党・その他の政党を問わず、他の人には「震災復興に協力したいという熱意が伝わらない」と言っているに等しい。それで協力を求められても、応じるのには抵抗を感じるのが人間心理というものだ。まあ、自分に協力しない人すべてを抵抗勢力にしてしまおうという方針なのだろう。前例に倣えば、当然総理の頭には「解散総選挙」はある筈だ。何度もこのブログで書いているが、未だ避難生活をされている人が10万人を超える中で解散総選挙を念頭に置くというのは、人間の判断ではない。鬼畜の所業だ。やれと言われればやるけど。

 最初の一報では「復興担当の政務官」という話だったのが、落ち着いてみたら総務大臣政務官。自治担当になるか郵政担当になるかはわからないが、いずれにしても浜田氏の「国際政治学者」という経歴で「海外とのつながりとか」を評価された人にふさわしいポストかどうかは、疑問。まあ、お手並み拝見。

●誰がやっても同じ。か。

 民主党のお話をすると、「震災や原発対応とか、ギリギリのところでやっているんだから、野党は攻撃ばかりするけど実際は誰がやっても一緒でしょう!」というお話をされる。いつも思うんだけど、「じゃあなんで政権交代したんですか?」と。「誰がやるか」が問題だからこそ、前回選挙で政権交代したんだと思うのだが。

 そして、今回の政局対応をみると、良し悪しは別につけ「菅さんじゃないと、こんなことはせんだろう」という話になる。やっぱり「誰がやっても一緒」ではないのだ。

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 と、いうようなことが最近の政治に関する所感である。人間居直ったらこんなに好き勝手できるのね、という感想もある。一介の浪人は歯噛みして悔しがることしかできないし、そんなことをしてもムダ。地元の活動を地道に重ねるのみ。そして、未ださまざまな不便と不安の中で生活されている被災地の方々に心を致すべき。今日夕方、岩手にボランティアに出発します。予定などは次のエントリにて記す。

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コメント

浜田政務官の件とか、まったく色々呆れます。

>「誰がやるか」が問題だからこそ、前回選挙で政権交代したんだと思うのだが。

その通りですね!
今度からは「誰がやっても…」と言い出す人を見かけたらそう言い返すことにします。

ところで「海堂ラボ」拝見しました。橋本先生の「しがらみからの自由さ、フットワークの軽さ」がいわゆる「二世議員、三世議員」にネガティブなイメージを持っている人をどんどん覚醒させて行ってくれるといいと思います。

それにしても海堂氏って自由で面白い人ですねえ。

投稿: hinomoto | 2011年7月 7日 (木) 23時12分

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