災害ボランティア一日目
朝5時起床。でも昨晩9時半には寝たので目覚めスッキリ。6時40分に拠点を出発して遠野ボランティアセンターに。行先は、倉敷隊のTさんも班長を務める釜石市箱崎地区を選択。集合したボランティアみんなでラジオ体操して、隊長の講話を拝聴。マイクロバスで出発。一時間ほどで現地へ。
道中の釜石市役所近辺の商店街も一階部分が破壊され津波の爪痕が酷い。目的地の箱崎地区は、大被害の出た大槌町の向こう岸だが、ほぼ二ヶ月前の陸前高田市を彷彿とさせるくらい手が入っていない。学校の3階の窓に軽乗用車が刺さっている。瓦礫片付けも進み具合にムラがあるようだ。昨日書いたことを少し訂正したくなった。一ヶ所で判断してはならない。そこで側溝掘りの作業に精を出す。
溝に入り、スコップで堆積した泥を上げ、猫車で運び、捨てる。倉敷より涼しいとはいえ30度はある中、長袖長ズボンにゴーグル・マスク・手袋着用の作業は暑い。2リットルのペットボトルの水を用意したが最後にには飲み干した。溝掃除は倉敷でも行うが、泥の中に、岩やアスファルトの塊(大物で2Kgくらい)や瓦・タイルの破片、ガラスの破片、果ては茶碗やファックス機まで混じっているのは津波被災地ならではで、より挙げる労力を増す。注意も必要。休み休みの作業だが、終了時にはくたくただ。14時半には現地出発、遠野に戻って解散、拠点に帰った。写真はその時のくたびれた顔。
1日で、17人がかりて、ある家の裏を片付け、道の側溝約15mを通した。それだけと言えば、たったそれだけ。これが現実だ。永田町でいう「復興」なんていつの日か??でも、それでもやらなきゃ始まらないし、終わらない。現場は黙々と体を動かすのみだし、そこにいられる幸せに感謝する。
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コメント
お疲れ様です。作業服姿お似合いですね!
投稿: hinomoto | 2011年7月 7日 (木) 23時18分