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2011年4月14日 (木)

いま、政治に願うこと。

 震災が起きて一カ月がすぎた。大きな余震も続き福島第一原発事故の終息もまだ予測もできない状態が続いている。

 政界では、いろいろな動きがある。野党側では、自民党にて大連立が検討された。一応当面は「しない」という結論が出たようだが、余燼はくすぶっているようだ。一方、与党・民主党内では小沢一郎元代表が政権批判文書を出したようだ。内閣不信任案に賛成することを示唆したという話もある。そうしたことを通じて政治が良くなると期待する向きもあるようだが、ちょっと待ってほしい。

 これらの動きは、いずれも「一定期間、物理的に解散総選挙が不可能」という状況の中で起こったことと説明できる。野党からすると、いくら攻めても解散総選挙→与党に復帰という道筋が無いのだから、むしろ政権に協力してポイントを稼ぐことを考える。一方民主党内は、総理大臣の伝家の宝刀である解散権が封じられているわけだから、いくら総理を批判しても自分たちがクビになる心配はない。存分に内紛できる状況なのだ。

 だから、そのいずれも「復興のため」という大義名分はあるだろうが、実はいずれも状況に応じた合理的行動を取ろうとしているにすぎない。それを非難する気はないが、いずれにも熱くなる気もない。政治学的に後世に貴重な記録を残すことになるだろうと思うが、それは今の国民生活とはほとんど関係がない。過度な期待をしてはいけない。

 それよりも個人的には今回の震災にあたり、自民党が率先して募金や救援物資の配送業務にあたったことに胸を張りたい。自民党Webサイトによると「3月15日から救援物資の受付を開始し、3月19日に最初のトラックを被災地に送って以来、4月14日までに飲料水約22万リットル、マスク約200万枚、携帯カイロ約50万個など合計486トン(トラック積載量ベース)の救援物資を被災地に送りました。」とのことだ。前のエントリでも書いたが、倉敷の有志の方の自転車を宮城県気仙沼市および七ヶ浜町にお送りできたのも、自民党本部の尽力にもよる。ほんの少しだけど、全国組織であることを生かした取り組みができたと思っている(なお、自民党本部の物資の受付は終了している)。

 とにかく政治は、今困っている被災者の方々に一刻も早く支援が行き届くことに力を尽くすべきだし、そうなっていないのならば、よりよい体制に一刻も早く変わってほしい。与党・野党とも、それぞれの立場の意味をきちんと弁えながら、できることをしてほしい。そう願うのみだ。

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コメント

自民党さんは本当によくやって下さってますね!!こういう時に「国民政党」の本領が発揮されますね。
(マスコミはあまり報道してくれませんが。それどころか某タレントや某アナウンサーは『自民党議員は何もしていない』みたいなこと言ってるようですが。単なる無知なのか意図的なのか)

今や事実上自民党さんが「臨時政府状態」になっているようで。

そして、集まった義援金は総額、1億円を超えたようですね!!

投稿: 観音寺 | 2011年4月14日 (木) 17時56分

ようやく自民党としての旗幟を鮮明にしたのですから、管直人内閣を倒閣できなかったときの責任は谷垣総裁にとって頂きたいと思います。

自民・谷垣総裁、政府の「復興本部」参加を拒否
読売新聞 4月15日(金)14時35分配信

 自民党の谷垣総裁が、東日本大震災の復興に向けて政府が月内に新設する「復興本部」(仮称)への参加を国民新党の亀井代表に持ちかけられ、拒否していたことが15日、明らかになった。

 複数の自民党幹部によると、亀井氏は電話で谷垣氏に要請したが、谷垣氏は「会議の位置づけや権限が不明確だ」などと答えたという。谷垣氏は菅首相に早期退陣を求める立場を明確にしており、政府機関への参加は好ましくないと判断したとみられる。

 復興本部は首相を本部長に、全閣僚が参加する組織として設置される予定だが、亀井氏は13日、菅首相らと会談した際に、与野党の代表者もメンバーに加えるよう進言した。 .

投稿: かめ | 2011年4月15日 (金) 19時46分

石波茂先生のブログ見ました。自民党が頑として譲らなかった「政策協議」についての考え、当然のことだと思います。
 何としても管内閣を倒してください。お願いします!

投稿: かめ | 2011年4月15日 (金) 20時04分

最近つくづく思います。
政治っていうのは無責任な道楽だな!と。
責任回避と手柄しか語れない政治家って、多分政治家じゃなくて「政治ビジネス」しか分からないんでしょうね。

「政治家は1本の蝋燭であれ。我が身を細くしても世を明るく照らせ!」というのが政治家で、だから「先生」と言われる所以と教わって来ました。

さて、世を照らすだけの度量も能力も無い、「復興をリケンと読む政治屋様の政治ごっこ」はいい加減にやめていただきたい。

アメリカ人の友人がいみじくも言っていました。「統治すべき人が、名もなき人々の善意の統治によってようやく成り立っている実に不可解な状況は、政治の無力を象徴している。」

さて、政治の存在感はいつ誰が示してくれるのでしょうか。

私は、岳さんがちゃんと示してくれると信じています。

投稿: 龍義 | 2011年4月19日 (火) 03時12分

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