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2011年1月 4日 (火)

菅直人総理の識見と資格を問う。

 菅総理の年頭記者会見で、「国会質問を24時間前に通告すること」を求めたそうだ。

【首相年頭会見詳報】(4)「国会質問は24時間前通告を」野党に求める (産経新聞web)

 菅さんはじめ民主党が野党だった当時現場近くにいたものとして、「自分たちのしてきたことを棚に上げて…(怒)」という感情がまず頭をよぎる。松岡農相を自死に至らしめたのはあなたたちのそうした行動だったのだと、隣人だったものとして今でも怒りを禁じえない。が、個人的な思いなのでそう書いておくにとどめる。

 しかしこの発言は、行政府の長が立法府に対して制限をかけようとするものであり、極めて問題だ。そうした制限がかかると、逆に国会日程を縛ることとなり、緊急事態が発生した場合の国会の柔軟な対応を阻害することとなる。そもそも国会は、政府の勝手な行動に対して国民の声を伝え政府を法律をもって縛るものでありこそすれ、政府から文句をつけられるいわれはないし、むしろ政府が国会に対して指揮命令ができると思っているのであれば、議院内閣制民主主義国家における政治家としての識見はゼロである。

 先の臨時国会中、仙谷官房長官の「国会の望遠カメラを制限すべき」という発言もあったが、同様に驕り高ぶりを感じてしまうのである。たまたま自分が迂闊にも書類を写されただけで、そうした制限をすべきと発言するのは極めて短絡的と言わざるを得ない。

 いずれも、要するに権力というおもちゃをうれしくて振り回すワガママナオコチャマなのである。

 また、予算編成にあたり、やはり菅総理は「一括交付金は統一選挙目当て」と語ったとか。

一括交付金は「統一選目当て」首相が明言「大きな支持をもらいたい」

 さて、有権者の皆さん。特に今回は地方自治体関係のみなさん。自由に使えるお金を「選挙目当てですから」と配ってくれるそうです。一年限りの埋蔵金を使い果たし、今年も巨額の赤字国債を発行し、扶養者控除の削減といった実質増税含めムリヤリな編成までして、菅総理は選挙目当てで予算を組んだのだそうです。あなたは、この人やこの人が代表を務める政党に一票を投じようと思いますか?こんなことを発言する人を、どう思いますか?こんな人に国を任せたいと思いますか?

 そんな発言をするバカのいない政党に所属していることを僕は誇りに思う。

 僕は、政治家は、権力は自らにあるのではないことを常に自覚しなければならないと思っている。権力は、選挙の結果によって国民から法律に基づき任命された地位にあるのであって、その地位に基づく権限や法を超えた権力が振るえると思っているのであれば、権力者に必要な「慎み」に欠けるといわざるを得ない。

 これは、有名なハードボイルドなセリフと同じだ。曰く、「タフでなければ、生きていけない。優しくなければ、生きる資格がない」。菅総理や民主党についても同様だ。政治家であるのに必要なズウズウしさ(自らの過去の行いはすっかり忘れるとか)は十二分に持ち合わせているが、彼らは政治家たる資格、すなわち「権力行使への慎み」が決定的に欠けている。これは、本当に怖いことだ。一日も早く交代させるべきである。

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23.雑感」カテゴリの記事

コメント

明けましておめでとうございます。
橋本先生の復活と、自民党さんの政権奪還を期待しております。

自民党さんは「国のために党がある」
民主党さんは「党のために(或いは自分達の政権のために)国がある」
これはえらい違いですね。

投稿: 観音寺 | 2011年1月 5日 (水) 00時02分

ジョーカーだけしかお互いに持たない方々が顔色変えて「ババ抜き」をやっても、どっちも沈むだけの「上がり目の無い共食い」なんですが・・・。

権力を握るまでは仲が良く見えた方々は、権力盗った直後からマニフェストよりも序列や権力掌握者争いの方が大事だから、「国民生活よりも私の選挙が第一」なのがバレちゃいました。(とっくにバレバレ!)

民主党って・・・今や小沢氏しか残っていない、最終段階に自爆しながら陥ってしまったようです。
何一つ具体的な構想を語れない(情緒的なのは民主党の勉強不足!)、おまけに外遊先で日本人をバカにして妙に卑屈にヘリクダリ日本と日本人を貶めて喝采されるのが大好きな小沢&鳩山って・・・両方とも無能で問題があるから手に手をとって表舞台から身を引いたんじゃありませんか!?


内ゲバ大好き民主党に勝者は居ないと思いますが、オウンゴールを眺めた自民党が「そんじゃ、なにを大事に護り、何を変えて戻す?」って・・・、今みたいに「言ったモノ勝ち!」の民主党の無責任議員と同じでは困るのです。

私は心から民主党の精神が大嫌いで「主任・係長の模擬経営」だと思っています。
何べん疑似経営させてもバカは何も学ばないで、「条件が悪すぎました!」と、菅と小沢みたいなことを平気で繰り返します。

たくさんの人に触れ合い、たくさんの文句を耳が痛くても受け止めながら・・・岳さん!もっともっと痛い想いを受け止めながら、「無傷を装っていた、傷だらけの国民の姿」を正しく救っていただきたいです。

ユアサ君は何故覇権村(派遣村)を大々的にやらなかったんだろう?
今年の方が酷かったはずなんだが・・・?

投稿: 龍義 | 2011年1月 9日 (日) 02時49分

新春に木村拓也主演の「宇宙戦艦ヤマト」
を拝観。日本の国土を守りたい思いを新たにしました。
 改めて、あけましておめでとうございます。今年も宜しくお願いします。

投稿: かめ | 2011年1月10日 (月) 20時29分

年末の消防団夜警に柚木議員サンが来て「明日管総理と会うので、みなさんの心情はしっかりと伝えておきます、市民のみなさんからも厳しい声を聞いていますsign03」と団員に向かって声を発していたそうです が 団員の中には「どうせ口先ばかりの柚木、お前サンはイランsign03去れsign03」と言う人が何人かいたようですよ~。私も同感です、早く岳さんの復活を望んでいます。寒いです、風邪、ひかないように気をつけて活動して下さいねー。

投稿: 静御前 | 2011年1月11日 (火) 18時37分

ポン管飴?与えられ、管違いで、スッカラ管になる民主党の喪失管…手に取るように感じます。これでは違管とあたふたしても国民の心に残るのは、ただ不振管のみです(-"-;)。

投稿: げげげの静御前。 | 2011年1月12日 (水) 01時11分

岳先生の福島での演説、動画で見ました。すごい情熱!!かっこいい。以下政治と無関係な記事です。(こっちでも橋本さんが頑張っています)

破壊王ジュニア・橋本大地のデビュー戦は蝶野に決定=ZERO1
スポーツナビ 1月12日(水)14時6分配信

 3月6日のZERO1 10周年記念大会「プロレス」(東京・両国国技館)でプロレスデビューを果たす故・橋本真也さんの息子・大地の対戦相手が、「闘魂三銃士」の一人・蝶野正洋に決定した。

 都内で行われた記者会見に出席した大地は、デビュー戦の相手が蝶野に決まったことに対し、「正直たじろいでいる。でも、半年間の練習の成果を出したい」と緊張した面持ちながら、覚悟を示した。

 対戦カード決定の経緯について大谷晋二郎社長は「(対戦相手については)大地自ら『蝶野選手とやりたい』という言葉が出たので、それが決定に踏み切った理由」と説明。また蝶野も2つ返事で了承し、デビューの相手になることが決まった。
 大谷社長は「(高校生の大地と)同年代の子達に夢と希望を与えられる立場になれるよう、毎日死に物狂いで練習している。想像している以上のものを出してくれると思う」と偉大な父の遺伝子を引き継ぐ“破壊王子”に期待を寄せた。

投稿: かめ | 2011年1月12日 (水) 17時17分

与謝野さんの変節を責める声が多いようですが、私には寧ろ民主党の変節が際立って見えました。(どっちもどっちですが、両方の変節による入閣ならば、民主党が失った大義の方が遥かに大きいでしょう。)

民主党のお花畑脳の左派が、よりによって最も自民党的リアリストだった与謝野さんと・・・。エープリルフールには早すぎるんですが!?

国会質問24時間前通告?
24か月前通告じゃないと、民主党政権には答えられない状況になってしまいました。
菅さんがこけたら、党内別政党の小沢グループ?無理でしょうね。
よく言えば幅が広いのですが、真逆の政策を同時に語り始めた民主党は、自民党の政権末期を凌駕するほどのダメっぷりです。

因果応報で風は色々な吹き方をしますが、風向きなど関係なく、岳さんには正々堂々と勝ちあがっていただきたいです。

新年の誓い、心から応援します。
いつか、吉野家さんで隣り合わせになれることもちょっと楽しみかも!
寒い日々ですが、くれぐれもご自愛下さい!

投稿: 龍義 | 2011年1月14日 (金) 01時03分

与謝野議員が入閣しました。私はこの方の御意見を伺っていると、財務官僚的な思考とは、どうしてもこう考えるのだろうか、と思ってしまいます。人口構成から考えて社会保障財源に消費税をあてるしかないんだ、という思考停止。
 本当にそうなんでしょうか。
私には「政治家が年寄りばかりだから、年金の心配ばかりする」という風にしか見えない。思えない。
 岳先生、本当に「年金」を守ることが国際的にも、妥当なんでしょうか。
 もっと若い政治が見たい!!
暴論が欲しい!!年金なくせ!!

投稿: かめ | 2011年1月14日 (金) 22時20分

やはり菅直人では偽者。本物は伊達直人のような岳先生。(しまった・・書かないようにしようと思っていたのですが。書いてしまった私を、ぶってぶって悲鳴。)

投稿: かめ | 2011年1月14日 (金) 22時58分

ついでなので書きますが、「立ち上がれ日本」は「もう立たないよ日本」ならわかるのです。なぜ与謝野氏だけ起たなかったのかな?という疑問が沸いてくるのは、私だけなのでしょうか。確か与謝野さんは結婚してたはずですが。

投稿: かめ | 2011年1月14日 (金) 23時14分

ちょっと長いですが、引用します。池田信夫氏の論考です。ニューズウィークが掲載していました。日本の事情と海外の事情は異なるもので、他の先進国と同じような社会保障をすべきだという考え方はおかしいことを、常々思っているのですが。消費税増税しか社会保障を守れないという議論は思考停止だと私は思います。

若者を食い物にする「老人支配」が日本経済を衰退させる
2010年07月08日(木)17時22分
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 参院選の投票日が近づくにつれて、どの政党も公約にうたっていない政策が注目を集め始めた。私のブログで今月、最大のアクセスを集めたのは、2月の「老人支配の構造」という記事だった。リンクの元をたどると、Yahoo!の参院選特集の「世代間格差」というページからだった。

 その記事でも紹介したように、経済財政白書によれば、図のように60代以上は生涯で5700万円の受益超過(税・年金)だが、20代は1300万円の負担超過である。このように大きな世代間格差が発生する国は、世界に類をみない。これは自民党政権が、彼らの支持基盤である高齢者の既得権を尊重し、年金給付額を下げないで保険料を上げてきたためだ。

 ひところ「小泉改革で格差が拡大した」といった嘘が流布されたが、かりに拡大したとしても、能力に応じて所得の差がつくのは当然だ。働いても働かなくても同じ賃金をもらうほうが、よほど不公平である。しかし世代間格差は労働や能力に関係なく、税や年金のような移転給付によって政府が作り出しているものだ。

 それに対して「今の老人は戦後の貧しい時期に一生懸命働いた。若い世代は、その財産を相続するのだから、所得の少ない老人を助けるのは当然だ」という反論がある。たしかに所得をみると、年金しかない高齢者は少ない。しかし約1400兆円の個人金融資産のうち、1000兆円余りが60歳以上に保有され、しかも彼らの貯蓄は年とともに増える。つまり資産ベースでみると、年金は貧しい若者から豊かな高齢者への逆所得分配になっているのだ。

 このように高齢者に富が集中していることが、日本経済の停滞の大きな原因である。金融資産の半分以上が預貯金になっているという異常な資産構成も、リスク回避的な高齢者がその2/3をもっていることが大きな原因だ。しかも相続人の平均年齢は67歳という「老々相続」になっているので、相続による世代間の所得再分配の機能も弱い。この問題は、2012年に団塊世代が引退したあとは、さらに顕著になるだろう。

 ところが、どの政党もこの世代間格差の問題をマニフェストで取り上げていない。それは高齢者の投票率が高く、彼らにとってもっとも重要な有権者だからである。「増税は無駄をなくしてから」という政治家は、課税の延期が世代間格差を拡大することを忘れている(あるいは隠している)。

 菅首相も、消費税の増税が反発を受けて支持率が下がると、所得税の累進課税を強化するなどと言い始めたが、これは間違いである。所得税は労働所得に課税されるので、年金生活者はほとんど負担しない。消費税の増税は、世代間の不公平を是正するために必要なのだ。それなのに消費税の逆進性ばかり議論され、首相が戻し税に言及するのは、本末転倒である。

 さらに深刻な問題は、企業の中で年功賃金という形で世代間格差が再生産されていることだ。しかも民主党政権は、派遣労働の禁止などによって若い世代を労働市場から排除する政策を打ち出し、この格差を拡大しようとしている。最近の若者は、中高年になったら仕事は楽になって給料は上がり続け、政府や会社が老後の面倒を見てくれるといった人生設計を信じていない。年金会計は500兆円以上の債務超過になっており、年金が本当にもらえるかどうかもわからないからだ。

 このような不安を若い世代が意識すると、彼らは年金を当てにしないで貯蓄するだろう。つまり所得移転を受ける高齢者が消費しないばかりでなく、所得移転の被害者である若者の消費も減退する。これが現在の不況の構造的な要因で、これは今後もさらに悪化するおそれが強い。

 高齢化というのは、数十年にわたって続く大きな波であり、これを政策によって是正することは容易ではないが、少なくともその悪影響を強める政策はやめるべきだ。現在の不公平な年金制度を改め、退職一時金への非課税制度をやめ、負担と給付が世代によらず均等化する社会保障制度をつくる必要がある。消費税の引き上げは、その第一歩に過ぎない。

投稿: かめ | 2011年1月17日 (月) 19時11分

政治家の一声というのは「勝者のリングパフォーマンス」に似ているのかも。
「おい!この野郎!」と「こら!この野郎!」みたいな「おい!こら!問答」を何故か民主党が始めるし…(笑)

黙っていても民主党同志の罵り合いが始まりそうですが、自民党が何かプラスの政策で勝負する場面が来る前に、自作自演の同志討ち劇場が開演です。

マニフェストを諦めたのも民主党、諦めきれずに罵るのも民主党。

「労働者の代表」を自負しながら、「労働貴族団体」と揶揄されちゃうと経団連幹部よりもよっぽど高い背広着て踏ん反り返っていたのは・・・?!

木を生かす森を殺してまでも生き延びたい「自称・選ばれた木」の連合幹部と民主党、(最低賃金よりもアンタの給料が問題な福島みずほさん!)には・・・経済は無理なのは今さら言うまでも無く・・・。

個人の経済活動を国策が邪魔することは、たとえ負けても負けずに許せない!
ま、政府方針の逆張りしておけば安心なんですが、おかしな時代ですね!

しかし、菅さんって典型的な成金ですね!
日々の「食事処」が麻生さん以上に「金はかかるが・・・一流は外にある」所ばかりじゃない!さすがは世間知らずだわ!!!
(ま~、税金って何で僕には好きなように使わせてくれないかな~!)

投稿: 龍義 | 2011年1月20日 (木) 04時17分

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