民主党は何をやってきたのか。
ご挨拶などで歩いていると、「民主党はもう駄目じゃなあ。。でも自民党も全然目立たんが!どうしたん?」とご激励をいただく。野党になったので、というだけでは目立たない説明がつかない。そこで今年をちょっと振り返ってみると…
1月15日、民主党・石川知裕代議士が逮捕。小沢一郎の政治資金疑惑に1月・2月ごろはニュースが集中。
3月・4月には、5月末の普天間基地の移設先合意の期限切れが近くなり、鳩山総理の発言がころころ変わったり、格好をつけに沖縄に行ってみたり、突然候補地としてあげられた徳之島の反対運動などにニュースが集中。名護市・沖縄県の意向や、父・橋本龍太郎はじめ自民党政権が沖縄の方々と築いてきた信頼関係を全てブチ壊した挙句の果てにアメリカと辺野古岬沖埋め立ての協定を結び、6月2日、鳩山総理辞任。
6月・7月は、菅直人対はじめて聞いた名前の人の、やらせのような参議院選挙前の駆け込み民主党代表選。当然のように菅直人総理誕生したが、消費税をめぐる発言で混乱したまま参議院選挙に突入。結果として必ずしも自民党が勝ったとは言えないが、民主党としては敗戦の結果。しかし誰も責任をとらず…ということにニュースが集中。
9月に行われる民主党代表選を控え、鳩山総理とともに幹事長を辞任した筈の小沢一郎氏が立候補を表明。民主党代表選における両陣営の相手への非難悪口の激しさは、自民党総裁選がいかに建設的だったかを十分思い知る機会になったが、なお始末が悪いのはその非難がお互いにすべて的中していたこと。当然ながら8月・9月のニュースはそこに集中。
10月になって、やっと国会が始まるかとおもったら…!尖閣諸島の問題で中国との拙劣な外交でニュースはそこに集中。
これだけ民主党の勝手な迷走が多すぎると、どうしても自民党の出番も無くなる。やれやれ。
問題なのは、例えば円高対策やその他山積する国内外諸問題について、政府および国会はいつ、どう機能したのかということだ。ハッキリ言ってミエを切る以外は何もしていないのではないか。国会をファッション雑誌の背景だとしか思っていないのであれば、国会を仕切っている与党・民主党は役に立っていないので事業仕分けしてしまった方がよいと思うのだが如何?
急に寒くなり天気も悪い。せっかくのお祭りや運動会も残念ながら延期が多かった。風邪などには十分ご注意を。
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コメント
まったく、民主党ばかりに話題をさらわれるのは困ったもんですね。
ところでレンホウ大臣の「ファッション雑誌撮影問題」ですが、撮影した場所も問題だったようですよ。
単に「国会である」というだけでなく「皇族室と御休所」ということなので。
投稿: 観音寺 | 2010年10月11日 (月) 15時13分
ずっと心の奥底で感じていた疑問・不安・怒りを、30分あまりで全て表現してくれた稲田朋美議員の代表質問を拝見して、ようやく自民党の「正攻法の反転攻勢」を確信しました。
(あまりにも名演説なので録画して毎日観ているくらいです!)
片山さんの質問も、片山さん以外の人がやっていたら、もっと違った評価だっただけに残念です。
目次とグラビアしかない、肝心要の本文が皆無な本を、「高杉晋作を見習って大風呂敷を広げた自信満々の野心作!」と言われても・・・校正しようがありません。
(羅列された目次に矛盾満載じゃ、内容を何一つ書けないのは仕方ない?)
委員会審議が始まれば、もっと明確に分かると思います。「あとがき」程度のことを得意げに語る与党議員・官僚作文を棒読みする大臣は居ても、「内容ある本文」を語れる大臣・与党議員は居ないはずです。
(だって無いモノは語れないし、語れば皆バラバラなことを語り出しますもん!)
日々の地道な活動、本当にお疲れ様です。
岳さん、くれぐれもご自愛下さい!
(父上様が大好きでいらした山も、今の政界も、お天気変わりは早いみたいです。)
投稿: 龍義 | 2010年10月11日 (月) 19時48分
仕分けする 民主身内を仕分けせず その内みんなに(国民)仕分けされ…(^^)
投稿: バスクルー | 2010年10月12日 (火) 09時38分