軽い吐き気
民主党代表選に小沢一郎・前幹事長が出馬を表明ということで、メディアがその話題で一色になっている。つい先日辞職したばかりの小沢・鳩山コンビがいったいこの時期に何を考えているのか?国民の支持がついてくると思っているのだろうか。
東京の知人などに電話で聞くと、どうも小沢前幹事長が「確実に勝てる」という情勢でも必ずしもないようだ。だとすれば、負けた後の分裂再編も見越しての行動ということなのだろう。自民党側も注目しなければならない。恐れるのは、民主党の分裂騒ぎから、郵政解散の時のように刺客騒動などを民主党内でされると、その他の政党がメディア上で全く霞んでしまうことだ。そこでいきなり解散総選挙を行い、最終的には民主党の一人勝ち、というシナリオを誰かが書いているのかもしれない。参院はあるが、直近の民意はとれる、と計算するのだろう。
もちろん、郵政解散の時のような政策的意義があるわけではなく、同じ展開になるとも限らない。有権者がついてくるとも思えない。円高になり、株が下落している中で何をやっているのか、というのが多くの方の見方ではないか。
個人的には、小沢一郎出馬!というニュースを見て、軽い吐き気を覚えた。これが正直な気持ちだ。
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コメント
投資家のハシクレから言わせてもらえば、無知で無学なバカ民主政治屋共には初めから期待していないから「出来ない・分からない政策モドキの愚策だけはやるな!」って事だけです。
「見守ります」で良いんですよ!どうせ、それしか出来ないし能力も無いのですから!勘違いして信用も能力も無い死に体内閣にトンデモナイ政策うたれたらもっと後々悲惨ですからね!(国会は長~い夏休みでみんな修学旅行中だし!)
世論とは別に(小早川秀秋の鳩山次第ではありますが)小沢さんの勝ちでしょう。
小沢さんに勝ってもらって、直後に解散総選挙してもらいましょうかね!!!
岳さん、「吐き気」は良く分かる!
だけど、市民目線とは言いながらもいち早く吐き気じゃダメだよ。一般市民の吐き気を理解しながら一緒に吐いちゃシャレにならないからね!
他党ですが江田けんじさんと、石破さんの共闘って見てみたいし、岳さんもそのハーモニーの中にいて欲しいな!って思いました!(日本を絶対的に信じられる日本人投資家としては・・・笑。ダメかなあ?)
投稿: 龍義 | 2010年8月27日 (金) 01時08分
国民は、もうイヤ気がさしてきていますから、岳さん、吐きながらでも小沢さんに勝っていただいて…… 後は自民党勝利への努力と辛抱ですよ。今日は、ほんの少し円安となりましたが まだまだ不安定です。このような状態にも関わらず、夏祭りを拾って歩く民主党柚〇議員、経済対策もせず 仕事もせず 税金泥棒やってます(-"-;) クヤシイです(-"-;) そして子供手当より 自宅介護者手当(バラマキでない支援)のほうが多くの人を救うことが出来、日本の未来、経済の発展に繋がるのではないでしょうか?日本が起き上がるには1番を目指すこと。頑張れ日本 頑張れ自民党頑張れ岳さん
投稿: げげげのかあさん | 2010年8月28日 (土) 01時46分
始めまして。
地元の者です。前回の衆議院議員選挙の際の討論会へ出席したものです。
選挙結果は残念でしたが、、、
でも、討論会で橋本さんの態度が、僭越ですが、民主党候補とは比較にならないくらい立派だったのが印象的でした。
演者が一方的に主張する演説とは違って、討論会は、同じ命題で討論しあうことも興味深いですが、有権者が候補者の人となりに触れることのできる数少ない機会ですので、ぜひ今後も続けていただけたらと思います。それと、できれば、休日に。
それから、今後も応援させていただきます。日本には、まっとうで、強い意志を持ったカリスマ性の強い政治家がリーダーとして必要だと思っています。
綾小路きみまろさんみたいな方法で、中高年の心をつかむより、甲高い声で、絶叫調に演説する方が、好みです。。。
失礼しました。
ところで、小沢氏の代表選出馬の件ですが、
小沢氏は、10月の二度目の結審による起訴を、免れるため(憲法第75条)に、首相へ名乗りを上げているのかなと思っていましたが、そんなに、首相の座が確実でもないのですね。。。
でしたら、橋本さんのおっしゃる通り、民主党を割って出るシナリオを前提に考えているかもしれませんね。
起訴されることをそこまで恐れていないのかも。。。
小沢氏についてくる勢力がそんなにあるとは思えないので、他の政治勢力と結集して、自らが首班となり、起訴は免れようとするということは考えにくいですし。
現在の民主党が、小沢氏にとって面白くないのは確かだと思いますが、何を意図しているのかしら。
自らの命と引き換えにでも、日本のためにやらなければならないことがあり、その遂行のために必要なことをやっているのでしょう。皮肉ではないですよ(笑)。
それと、円高の件ですが、工場の海外移転によって、国内の工場労働者が職を失っているようですが、多分、今回の当局の無策は、歴史に残ると思います。最後のとどめのように感じています。しかし、今までもそうですが、日本の政府だけなぜ、自国の通貨安と外需主導による景気回復を図らないのか不思議です。
自分の国の企業に対しても、円高で苦しい?それがどうかした?法人関係の税が高い?それがどうかした。嫌なら出て行けと言わんばかりの当局の対応が、不思議です。
例えば、地元倉敷の三菱自動車の水島製作所は、軽四と小型車を作っているのですが、タイで次期小型車の生産がうまくいけば、次は水島製作所で組み立てている他の車種も移管すると思います。なぜなら、水島製作所で組み立てている小型車のほとんどは海外へ輸出しているのですが、国内で生産すると利幅がなく、今回のようにきつい円高ともなると、ますます海外への生産移管をせざるを得ない状況だからです。国内専用車の軽四でも同様です。新興国で生産し、逆輸入したほうが都合がいいはずです。ekは、前回のフルモデルチェンジの際、実質的には旧車種の手直しでフルモデルチェンジと称さなければならないほど苦しい状況でした。
つまり、作る車の無い水島製作所は閉鎖ですが、民主党を支持している労働組合はそれはあり得ないと考えているかもしれません。実際に労働組合が民主党へ円高の阻止を強く訴えている話を聞いたことがありません。しかし、労働者と異なり、会社の存続を考えている経営者なら、円高でも生き延びることが出来る海外への生産移転を、軽四も含めて考えていないはずはないと思います。それは明日あってもおかしくないと思います。工場が老朽化し、雨漏りで浸水しても直せないほど、経営が苦しい三菱ならなおさらだと思います。海外なら、日本のように出て行けではなく、逆に支援してくれる国もあるようですし。
その場合、困るのは職を失う従業員です。また、自動車は、一台当たり部品点数が数万点もある裾野の広い産業ですから、下請けも同様です。授業員が 1000人前後の一次下請けの児島のナンバプレスなどは、納入先を三菱の水島製作所に頼っていますから、倒産は免れないはずです。水島製作所に関係し、生活の基盤を持っている人は、下請けの家族を含めると、数万人だと思いますが、海外移管によって生活の基盤を失うのは明白なはずです。所得がなくなり、税金が入らなくなり、社会保障費だけが膨らむという状況になると思います。地元経済への影響は少なくないはずです。
柚木さんは、Blogで、円高についてほとんど触れていませんが、自分の支持者の生活基盤について気にしているのかしらと思います。内需拡大で円高対策とか、今更、現実離れしたことを言っていて、自分の支持者の生活を、次の選挙まで守れるのかなぁと思います。タイへの生産移管が前倒しにでもなったら、、、
現実は、当局が協力し、全政策をフル動員し、即刻、断固円高を阻止しなければならない状況なのに、、、、
橋本さんには、三菱自動車の組立工場が海外に移転する可能性とその影響を理解していて欲しいと願っています。
10年後、倉敷市は、どうなっているのでしょうか?
三菱自動車の組立工場が無くなり、下請けの従業員と家族数万人が生活基盤を失い、路頭に迷うようなことになっていないことを祈るばかりです。
私は、生まれも育ちも倉敷市で、水島に隣接したところにずっと住んでいますが、周囲の自治体に比べて、倉敷に住んでいる同級生たちは貧乏になっていくように見えます。住む家や乗っている車や、子供に受けさせている教育状況などを見ていると。特に、私の住んでいる地区は、社会インフラや環境の整備は、他の地域の1970年代にタイムスリップしたような感じのままです。
ちなみに、水島製作所のラインの速さは、世界トップレベルです。従業員の福祉などは、昼食(たんぱく質と炭水化物だけで、エネルギーにはならない)などを含めると、中国と、どう違いがあるのかというくらいです。社員は少数で、期間従業員や派遣社員を文字通り使い捨てにしているのですが(先月ひとり倒れたそうです)、それは、利益の無い工場で、人件費を抑制するためです。なぜ、利益がないかというと、円高のためです。仮に、円の本来の購買力程度なら、ここまで速くラインを進めなくても利益が出るはずです。もし、そうだったら、ここまですさんだ状況ににはならず、従業員はもっとハッピーな生活ができたはずだと思います。
日本の現在の社会システムは、人間を幸せに出来ないのかもしれないと思っています。
自分たちで、どうにかしなければならないのですが、、、、
投稿: 小野 | 2010年8月29日 (日) 23時11分