つつがなく2010年の新春をお迎えのことと心からお慶びを申し上げます。また旧年中は、選挙もあって激動の年となりましたが、多くの方から、時には温かく、また時には厳しくお励ましをを賜りましたこと、心から感謝を申し上げます。ブログにいただいたコメントで、気持ちを救っていただいたことも幾度となくありました。本当に、ありがとうございました。
浪人生活も4カ月が経とうとしています。前のエントリでかめさんがコメントに引用された原田義昭前議員(難病議連ではよくご指導いただきました)の文章のごとく、むしろバッジを無くしてもなおさまざまな機会をいただけることに、感謝の思いをより深く感じるようになりました。実際僕も何度か、ありがたさで感極まって壇上で涙が出そうになったことがあります。ご支援をいただきながら自分の努力不足でご期待にこたえられなかった結果を招いたことを深く反省し、この時期でしか感じられないこと、学べないことをしっかり受け止めて成長し、次を目指す期間として頑張る所存です。
昨年の正月3日、三つの目標を掲げました。
1.政治への信頼を取り戻す!
2.子どもが当たり前に大事にされる社会をつくる!
3.選挙で勝利する!
残念ながら、いずれも叶いませんでした。「3.選挙で勝利する」はご存じの結果、また「1.政治への信頼を取り戻す!」は、マニフェスト破りだらけの民主党鳩山政権になって残念ながらなお一層不信感が増した気もします。
そして「2.子どもが当たり前に大事にされる社会をつくる!」についてはいろいろ活動しました。FMくらしきの番組も、その流れにあります。しかし、最近とても辛い文章を読み愕然としました。超低出生体重児の母親の方がその生活の困難さを訴えたものです。一部を抜粋します。
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今年もまた、何人かの母親が殺人犯となり、何人かの母親が子供と心中していきました。日本は、人が死なないと変わらないと言いますが、あと何人の母子が死んでいったら変わるのでしょうか。母子の命は、周産期医療の充実だけでは、つながりません。NICUを退院できても、療育施設はどこも一杯です。ケアを必要としている人はそれ以上いることでしょう。また、療育後を引き継ぐ、教育や福祉は受け入れる余裕がありません。医療の現場とともに教育や福祉の現場にも、救いの手を差し伸べてはいただけないでしょうか。受け入れる社会の温かさも、もっと必要です。
【出所】
『超低出生体重児の育児 私が必要なのは、心の専門家ではありません』
鈴井直子
MRIC by 医療ガバナンス学会 臨時 vol 418
(いずれ http://medg.jp に全文が掲載される筈です。)
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こうした極めて切実な訴えを前にすると、自民党だとか民主党だとか、あるいはマニフェストがどうとか財源がどうとかいう前に、一時でも政治に携わっていた者の一人として恥ずかしい、慙愧に堪えないという言葉しかありません。やはり2.の目標も失格でしょう。
まだまだしなければならないことがたくさんあるのです!社会の隅で、注目されず声も上げられずに難病や障害で悩んでいる人がいる。一方で医療や福祉の現場など、懸命に働いていても全く報われず、むしろ訴訟まで覚悟しなきゃならない人もいる。仕事をしようとしても仕事が無い人もいる。人知れず亡くなり死因すら究明されない人もたくさんいる。それが今の社会。気づいてしまったら知らないフリはできない。だから僕は頑張りたいのです。国政の場で働かせていただきたいのです。もちろん、普天間問題をはじめ国際社会の中での日本自体の舵取りも困難に直面しているし、地元である倉敷・早島をどう盛り上げていくのか、地方主権や道州制はどうなるのか、産業や農漁業はどうしていくのか、商店街はどうするのか、教育はどうするのか、そして日本の姿そのものがどうあるべきなのか。政治の課題は山積みです。年末の消防団の夜警回りでも、厳しい話しか伺えませんでした。
その中で、僕は先に申し上げたような「想い」を大事にして、次期衆議院選挙への挑戦に向けて全力で取り組みます。今年は寅年で年男。人生四週目のゼロからのスタートにあたり、思いの一端を申し述べました。
今年も何卒ご指導ご鞭撻のほど、よろしくお願い申し上げます。そして今年一年が皆さまにとって平和で発展の年になりますように、深くお祈り申し上げます。