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2009年9月21日 (月)

自民党総裁選挙にあたり

 現在、自民党総裁選が行われている。「石破総裁待望論」で述べたように、総裁選こそが自民党再生のカギだと思う。残念ながら石破茂議員は立候補しなかったが、西村康捻、河野太郎、谷垣禎一の各衆議院議員が立候補し論戦がスタートした。日程的には、9月27日が党員投票の投票締め切り日、28日が議員投票の投開票日となる。

 ときどき「誰に投票すればええんかな」と問われるが、今回、僕は誰かを推薦するということは控えたいと思っている。むしろ党員の皆さんが、各候補者の訴えに耳を澄ませ、「この人に自民党を託したい!」と思う人を自分の考えで選ぶことから、自民党再生の第一歩は始まるのではないだろうか?(それに、一度「石破総裁がいい!」と書いたのに、また別の人をすぐ推薦することはできないです)。

 ただ個人的には以下の二点で各候補を評価したいと思っている。

 ・二大政党時代下における自民党の理念を、再定義しようとしているか。
 ・その実現のために、どのような手立てを講じようとしているか。

 民主党マニフェストが総選挙で選ばれたという現実があるのだから、現時点ではいきなり政策で民主党と争うことは難しい。むしろその背景にあるべき自民党ならではの理念を明確に示し、その方向に向かって党が団結すれば、独自の政策はそれに随って出てくるはずだ。「なぜ民主党ではなく自民党なのか?」という質問に、人の心を掴むヒトコトで応えられる候補者がいれば、その方がベストだろう。

 各候補の訴えをしっかり聞いて、自分の一票を投じたい。また投票権がある党員・党友の方は、ぜひ貴重な一票を大事に行使願いたい。

<各候補の訴え 自民党Webサイトより>

 ○西村康稔 候補

 ○河野太郎 候補

 ○谷垣禎一 候補

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19.党総裁選」カテゴリの記事

コメント

管氏が国家戦略局で「複数年度予算」を再検討していると聞きましたが、これは麻生政権時代に端を発したと思います。仏様も同様のことをおっしゃられていました。
 問題は新財務大臣になった藤井先生。
 この人は立派な方ですが、話を聞いていると非常に頭の中身が古いのではないのかと疑問を持たざるをえません。
 というのは、近年民主党の福岡での大会に来ていたとき、この方が、私の知り合いの若手代議士の暫定税率の地方予算への言及に関する質問に対して、信念をもって「これは単なるガソリン税の問題ではないんだ!資源配分の問題なんだ!」と大きな声で居並ぶ地方の民主党議員を前に叫んでいた事実を知っているからです。
 江田健司さんのブログでも、橋本内閣時代に「政治主導」を推し進めようと財務省対策に「経済財政諮問会議」を制度設計したのを、民主党はつぶして、さらに藤井氏は「予算配分は財務省がやるんだ」と過去帰りのようなことを言っていると批判してました。
 藤井氏がよく使う「資源配分」という言葉は、マルクス経済華やかな頃までのケインズ以来の有用な言葉だったと思うんですが、今も若手議員や若手官僚はよく使うのですか?
 「政治主導」と威勢はいいが、実態は財務省の権限を元のように強めて官僚の手玉にとられていたら・・・。

投稿: かめ | 2009年9月22日 (火) 12時44分

石破さんを推薦した直後に、他の方を推薦は出来ない、とおっしゃるのは、岳さんらしいなと思いました。

ただ、
岳さんや奥様と直接お話すれば伝わる、その奥の熱い想いが、どうすれば多くの方にわかっていただけるかしら、と思う事もあります。

総裁選への岳さんのお考えも、私たちは是非お聞きしたいと思っています。
石破さんが選択肢に無い現時点での、最善と思われる選択を。

冷静と情熱の間に、岳さんらしいポジションを確立してくださいね。

投稿: ひなママ | 2009年9月22日 (火) 16時40分

正直に石破さんについていきます。と書くべきですよ。それが信念でしょう!

投稿: たましまん | 2009年9月23日 (水) 16時19分

岳さんはSFC出身ですから政策力は十分。
つらいと思いますがレベルアップの為の充電期間と思って頑張ってください。
地元で政策を伝えるチャンスが広がったんですからこのチャンスを逃さないでください。応援しております。
おおきく傾いた振り子はまた戻ってきます。
ぜひ既得権を守るだけの政治から脱却させてください。そういう考えの総裁を心から望みます。
ご存知の通り、民主党の支持母体?の労働組合も今や勝ち組!社畜と言われた正社員も今や派遣社員のあこがれ。
マスコミも視聴率の為に弱者救済と言ってるが、それこそ若者を食い荒らして日本を将来の見えない国に誘導している事に気づかないふりをしてますね。
ワークシェアリング?資産を持っている高齢者も保険料改正で大騒ぎしすべて若者に嫌な事を押し付けている国民性では無理ですよね。
最低賃金をあげれば国外に企業も逃げていく。
年金問題も自民党ではなく社保庁の責任。
大きな政府を目指せば官僚が「国民のため」という大義名分で予算を上げるのは明白。すぐ民主党は破綻すると思います
背番号制度を導入しないかぎり諸問題は解消できないし、税金も、とうごうさんぴんを解消する消費税導入とフラット税制の導入。
お上頼みから脱却させ自分で考える国民が幸せになる仕組み=小さな政府を目指すニュー自民党への昇華を期待します。

投稿: おかこでこんちゃ | 2009年9月24日 (木) 00時22分

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