倉敷の医療を考える会
週末もずっと倉敷・早島にいる。都議会議員選挙の結果などを見越して与野党ともに動きがあるようだが、やはりまずは自分の地元で活動することが大事だ。挨拶まわりや街頭演説、また「まちネット」主催の「衆議院議員とわいわいまち育て」という座談会に出席するなどの活動を精力的に行っている。
11日夕方、「倉敷の医療を考える会」を開催させていただいた。倉敷の医療関係者の皆さまに発起人になっていただき、厚生労働省保険局医療課長の佐藤敏信さんにお越しいただいてご講演と質疑応答を行った。佐藤課長は、昨年医政局指導課長だった折に、自民党救急搬送・救急医療に関するPTにて医師の労働状況等について議論したご縁があり、今日お運びいただいた。いまや診療報酬改定の現場責任者となり、ご多忙の中であったにも関わらず、快くお運びいただいた。感謝感謝である。また多数の関係者のご来場をいただいたことにも、御礼を申し上げたい。
講演では、医療費33兆円(ちなみにトヨタ本体の売上が10兆円、連結決算でも20兆円)の内訳や、診療報酬等を決める中医協の現状や議論の内容等についてのお話。そしてこれまでの社会保障費2200億円削減の主な犠牲になったのが医療であること、先日の「骨太の方針2009」の議論で来年度予算について削減をやめたことで、来年度の診療報酬改定でプラス改定し得るという見通しを示された。また、質疑応答でも、公立病院経営の問題や診療報酬におけるインセンティブづけ等のお話があった。
議員の仕事の一つはは、現場の方々の思いや意見を霞が関や永田町に伝え実現することであるが、こういう形で直接議論の場をつくることも大事なことである。機会を見てさらに続けてゆきたいものだ。
(写真:講演する佐藤敏信課長。弁舌さわやか)
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コメント
★☆★『軽い虫刺され治療のついでに、軽い気持ちで受けたマンモグラフィー検査』。。。中規模個人病院にも備え付けられていたマンモグラフィーのおかげで、失ったものがほとんどない状態で生きている人がいます。橋本岳さんをはじめ、多くの方々の努力の賜物でこの人は明るく元気に暮らせているのだと思っております(*^-^)(^-^*)★☆★☆★
投稿: ☆天然石ネックレス☆ | 2009年7月13日 (月) 10時38分