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2009年7月27日 (月)

支えあいの年金

 昨日はあいにくの雨天。中止になったお祭りもあり予定変更も少なくなかったが、それはそれで伺えないと思っていた会合に伺うことができたということもあった。その時の状況に応じてベストを尽くすのみ。

 ある会合で、年金の問題についてお話をした。同僚の代議士から聞いたエピソードだが、小学生たちに「将来、心配なことは不安なことは?」と尋ねたら「年金がもらえるか心配です」と答えたという。年金記録の問題はじめ、もちろん反省や改善は必要だ。しかしそもそも小学生までもが年金を頼りにしようとしているって、それはとてもおかしくないか?そんな日本に誰がした?

 年金制度も含め、日本の社会保障は「相互扶助」「支えあい」の思想でできている。おそらくは日本の伝統的地域コミュニティの「講」などに原型がある。だから保険料方式なのだ。僕はこれは捨ててはならない点だと思う。生活まで無条件で国が補償する制度は、必ず人を堕落させる。国が税金で賄うのは、あくまでも事情があって困っている方の支援にとどめるべきだ。政策を語る時には技術的な問題だけでなく、背景にある思想や哲学まで論じなければならないし、さもなくば先のような小学生がたくさんできるということになるだろう。目先の議論だけで損得を考えてはいけないのだ。

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04.年金・福祉・社会保障」カテゴリの記事

コメント

★☆★橋本岳さんの【生活まで無条件で国が補償する制度は、必ず人を堕落させる。】という言葉に激しく胸がドックンとなりました+:+:+:+私は日頃から『長生きしたくない、60歳代で人生を終わりたい』と考えております。その理由は『年金生活になるとつらい人生しか送れないと思っている』というところにあります+:+:+:+現在は社会保険制度のおかげで『大きな病気になる前の予防策』として、歯科や外科や内科などに行くことが出来ますが、年金生活になるとそれが出来なくなるのではないのかなと考えております。こうなると、生きていくことに張り合いがなくなります(u_u。)。。。しか~~し!!年金を頼りにしようとする気持ちだらけだった自分に気がついた今日からは、もう少し違った目で世の中を見るようにいたしましょう。そうすれば、なにか見えてくるかも知れないので(*^-^)(^-^*)★☆★☆★

投稿: ☆天然石ネックレス☆ | 2009年7月27日 (月) 16時08分

民主党の年金に対する不安を煽る報道は異常だと思います。やっぱり民主党が政権を取るのは不安を覚えます。

関係ないけどこんなものを見つけました。
http://atpaint.jp/floppy/src/1248647169397.jpg
これって、ガクさんのお父様と麻生総理ですよね。格好いい

投稿: うさぎ | 2009年7月27日 (月) 18時16分

遺族会の会長・古賀議員は生地が私の本籍のご近所です。私の父の会社の株は、麻生総理が長いこと持っています。よく考えてみると、私はは根っからの自民党でした(笑)
 しかし、私は、仏様と聖徳太子様についていきます。岳先生、がんばれ~。

投稿: かめ | 2009年7月28日 (火) 10時02分

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