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2009年6月23日 (火)

骨太の方針、決着

 9時半から、「邑久光明園・長島愛生園の将来構想に関する岡山県選出国会議員懇談会」。超党派の懇談会であり、会長は平沼赳夫議員。長島・邑久には父龍太郎も思い入れのある場所であり、長島大橋ができた時は「瀬戸大橋よりもこっちの方がうれしい」と言った場所だ。萩原誠司議員の発言により、固有の歴史を後世に伝えるよう資料館の問題等に重点的に取り組むことが確認された。

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(写真:あいさつする平沼会長)

 午後から与党政策責任者会議。道州制特区法の関係で取り組んでいる「北海道観光振興特別措置法」入口の了承。党内手続きに移ることになる。まだ先は長いが、一歩前進。

 その後、医療関係の勉強会メンバーで笹川尭総務会長、細田博之幹事長を訪問。申し入れとともに「骨太の方針2009」の決着についてお話を伺う。夕方、有床診療所議連の申し入れのため官邸に河村官房長官を訪問。

 さてその「骨太の方針2009」であるが、総務会などでの議論の末、来年度予算の方向については以下のような文言となった。

 平成22年度予算は、持続的な経済成長と財政健全化の両立を図る上で重要な予算である。「基本方針2006」等を踏まえ、無駄の排除など歳出改革を継続しつつ、安心・安全を確保するために社会保障の必要な修復をするなど安心と活力の両立を目指して現下の経済社会情勢への必要な対応等を行う。

 結局「基本方針2006」の文字は残ったが、「社会保障の必要な修復」という記述が入り、医療や介護、年金等、綻びつつある社会保障を建て直すことに予算をつける意思は明示されたことになる。また与謝野大臣は「来年度予算では自然増分は削減しない」ことを明言された由。一定の成果と言えるだろう。次は概算要求等で具体的にどのような弾を込め、状況を改善に持っていけるか、だ。

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コメント

笹川尭会長が医療についてどれだけ親身に考えるのか? 疑問です
先日のうつ病に対する発言
先ほどもテレビでの記者に対して鼻であしらい上から目線の発言
ここにどれだけの国民に対する政策が入るのか
そのような者が自民党の要職にあり 話しを聞かないといけないのか
この先良くなるわけが無い

投稿: ギンガマン | 2009年6月23日 (火) 23時33分

「来年度予算では自然増分は削減しない」という与謝野大臣の文言は、再来年度以降は削減の意志がありとも読めます。
取り敢えず、今年は、滑り込みセーフで一息ですが、「基本方針2006」の文字は残った事で、自民党の先生方は厳しい選挙戦を覚悟しなくてはならないと思いました。
此処まで頑張って、来年度分の削減にストップをかけてくれた先生方には、是非、選挙で頑張っていただき、再来年度以降は「基本方針2006」の文字を消し、社会保障費用を十分確保ていただきたいと思います。

橋本先生、頑張って下さいね!

投稿: Dragon8118 | 2009年6月24日 (水) 02時32分

福祉も弱者対策もしなければいけないのは百も承知ですが

今の日本の国力でいつまで出来るか
家計でいえば40万程度の収入で100万円近い支出
昨日ワールドビジネスで、GMの破たんと日本を対比させてましたが
日本も超高齢化と経済の停滞
とても今の日本の行政サービス・福祉政策は国力を越えてるとしか思えない
国力を超えて太平洋戦争をしたように
今のままではとんでもないことになりそう
このあたりの橋本先生のお考えを簡単でも書いていただければ光栄

選挙が近いせいか自民・民主国民に迎合しすぎ 近い将来とんでもなく禍根を残しそうな気がして仕方ありませんが

投稿: ライダーマン | 2009年6月25日 (木) 14時45分

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