結核対策・難病対策・死因究明
14日朝、サンライズ出雲で東京着。朝、衆院総務委員会。午後衆院本会議、いくつかの法案等採決と海賊対処法案の趣旨説明と質問。
合間を縫って、天皇陛下の告白とハリセンボン箕輪はるかの入院で最近俄然注目を浴びる結核対策について厚労省結核・感染症対策課と打ち合わせ。若者・都市型の感染が増えていて啓発活動をしたいのだが、政府広報は「ムダ撲滅」の声に削られてしまうのだとか。また医療体制も採算が合わず結核病棟閉鎖のニュースもあったが、一方で患者自体があまり多くないため結構ベッドは空いているという実態があるとも。さてどうしたものか。ちなみに自分は「ストップ結核パートナーシップ日本」の理事で、ストップ結核パートナーシップ推進議員連盟の事務局次長。
つづいて「法曹養成と法曹人口を考える会」の事務局うちあわせ。早めに提言を出すことを確認。提言案の執筆を河井事務局長に命じられる。うひゃあ。さらに「異状死死因究明制度の確立を目指す議員連盟」の冨岡勉事務局長と打ち合わせ。こちらも提言を書かねばという話。
夕方、難病対策について厚労省疾病対策課と打ち合わせ。自分は自民党難病対策議連パーキンソン病WGの事務局次長。舛添厚労相の決断により、難治性疾患克服研究事業の本年度予算は大幅に拡大されている。さらに特定疾患治療研究事業の方も、与党で拡大が合意された。これはめでたいこと。その後、「パーキンソン病友の会」の懇親会に伺う。みなさん大変喜んでおられた。歌を歌って賑やかな会でした。
医療全体が厳しい状況にあり、医師不足だ医療費だレセプトオンライン化だと全体にかかわる大きな問題は、もちろん大事。しかし世の中には、注目が集まらなかったり数が少なくてもそれぞれの人にとっては重要な問題がある。それが難病対策や結核対策、そして死因究明の問題だ。目立たないかもしれないが、「一隅を照らす」政治家でありたい。なかなか日が当たらない医療分野にも、愛(と政策と予算)をそそぐべし。
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コメント
★☆★「ムダ撲滅」という、スローガンのようなものの存在を始めて知りました(*´ェ`*)★☆★☆★
投稿: 天然石ネックレス | 2009年4月16日 (木) 07時05分
岳先生。いつも応援しています。
法曹議連の提言で、なんとしてもお願いがあります。
それは、受験制度についても積極的に提言に入れてほしいということです。
先生の以前の記事にもありましたが、『受験資格の撤廃』(つまりは予備試験は不要)、『三振制度廃止』をぜひ盛り込んでほしいと思います。どうかお願いします。
投稿: 桃太郎 | 2009年4月16日 (木) 22時16分