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2009年2月 2日 (月)

中国ポリテクカレッジ

玉島・長尾に、中国職業能力開発大学校、通称「ポリテクカレッジ中国」がある。独立行政法人雇用・能力開発機構が運営しており、生産・制御技術や電子情報技術についての教育を行っている。

この独立行政法人は、「わたしの仕事館」がムダ遣いの象徴として取り上げられ、廃止を目指す内閣府行革事務局や渡辺喜美・茂木敏充両元行革相と、存続を狙う厚生労働省の間でスッタモンダがあった法人である。一方でこの学校については、倉敷市議会や玉島商工会議所等から存続の要望を多く頂いた。水島コンビナートを抱える倉敷では、機械・金属加工技術を習得した卒業生のニーズは非常に高いのだ。私も内閣府・厚労省に足を運び、また自民党の行革本部の会合においても、独法の廃止と個々の機能の見直しは別々にすべきという提言をした。そういった活動の結果、12月24日の閣議決定「独立行政法人雇用・能力開発機構の廃止について」において、別法人に移管して存続という方針になった。めでたい。

そういうこともあって、今日改めて鷲尾校長らをご訪問し施設見学をさせていただいた。設備はとても整っている。定員330名にはちともったいない感じもする。また、入試倍率はあまり高くないらしい(一方で求人倍率は高い。いまの時期、これは穴場ダヨ!)。地域の中学生たちに対してものづくり体験講座を開いたりしてはいるが、せっかく存続するのだから、より地域に開かれ「ものづくり」の普及に役立つ形での活用を、期待したい。

090202

(写真:加工機械が並ぶ実習室)

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01.地域活動」カテゴリの記事

コメント

私は雇用能力開発機構を何とか存続していただきたいです。

今、多くの高齢失業者の就職でネックとなるのが、職業能力だと思います。こういった職業能力というのは、失業したら身につけられませんし、失業の間に身につけられるような人は、そもそも失業してもすぐに就職できるでしょう。
また、このような機関では、民間の就職支援機関では、取り入れれない機械などもあるそうですね。これは大きいと思います。

派遣社員の中で正社員へ登用された人も多いですが、彼らが登用されたのは、技術が評価されたからです。
失業者の技術力を高め、就職を支援する為にも、私は存続を強く望みます。

投稿: グー | 2009年2月 3日 (火) 13時52分

野次っている姿皆テレビ見てますよ、まともな政索で発言してみなさい、皆関心を持っていますから、真剣にみていますよ、次の選挙危ないですよ、

投稿: 伊藤 | 2009年2月 4日 (水) 14時36分

ポリテクは工業高校より技術レベルが高く実践的で企業に本当に必要な人材養成能力のある指導者の人達が居られる。 日本を発展させる原動力の人達です。私も含めて 受講者の皆さんも 更に国が予算を付けて 指導者の研究設備の拡充 と受講者の為の高度技術設備を もっと増やして欲しいと願っています。 地域の零細 中小企業 の向上が国力の向上であり国民の生活がゆたかになる源です。
政治家がモット予算を確保してほしいと、ポリテク の人も そこに受講に来ている人も心の内でわ本当に思っているのです。他県の工業高校でわ 何千万円もする設備を買っても指導出来る教員が居らず、設備が転がっている状態もあります。政治家の力は そのような状態を 何とかする為にあるのでわないでしょうか。ポリテク の向上のために 是非とも党派をこえて色々な政治家の人にも、 有名大学に何億円もの金を寄付して居ている大企業の人にも、声をかけてください。

投稿: 佐藤 ヒロシ | 2009年2月21日 (土) 14時49分

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