景況感3
妻が、ある新年会で聞いてきた話。
お餅屋さんは大晦日までが忙しい。例年は高校生のバイトを雇ってなだめすかして働いてもらっていたが、今年は水島企業の正社員が「安くてもいいから働かせて下さい」といって夫婦でやってきた。大晦日までよほど高校生よりもシャンと働いて、高くもない給料を受け取って「これで年が越せます。また何かあれば声をかけて」と言って帰っていった。そのお餅屋さん曰く「三十何年か続けているがこんなことは初めて」と。
今日の朝刊で、三菱自工水島製作所のラインを二月は「四日」だけ稼動させると出ていた。本来は「二十一日」のところを、である。仕事量は1/5、当然ながら協力工場の受注もそれ以下になり、殆ど災害に近い惨状が予想される。お餅屋さんは正月が明けるともう求人はない。そのご夫婦はどうしているのだろう?
こんな時に参院予算委員会は総理の漢字力テストをやってるのだ。何をかいわんや、である。
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コメント
岡山県の高校生です。
私は、民主党の石井議員が漢字テストを国会質問でした時、情けなさを感じました。
民主党の責任能力はあるのかと感じ、また、政治家として恥ずかしいと思わないのかと感じました。
民主党の議席数に合わせて質問時間も分けられますが、あそこであの石井議員でなく、共産党や社民党のほうがまだ詳しいことを聞くことが出来たと感じます。
責任与党と言いますが、責任は野党であっても同じ。
与党について野党がしっかり追求出来ないようでは、この国に政道が正道として成り立ちません。
投稿: 内田博文 | 2009年1月24日 (土) 21時22分