道州制について勉強してきます
事務局次長を務めている党道州制推進本部にて、道州制基本法を制定するための委員会が立ち上がった。先週木曜日、その会合にて、いつもハードボイルドな論を展開するので尊敬してやまない西田昌司参議院議員と議論になった。
曰く「道州制にして、すべて地方に分権してしまったら、地方への疲弊や東京一極集中がさらに進んでしまうのではないか?むしろ、国の力で規制して都市への集中を抑えないといけないのではないか?」。反論として、「でも結局、47都道府県3300市町村体制で、それが改善できなかったから今に至っている。むしろ道州制の導入を機に、ただ分権するだけでなく、国がなすべきことは強化をすることがあってもよい。国と地方の役割分担を考え直すきっかけが道州制なのだ」と、応えた。実際のところ「東京をどうするか問題」は、道州制を考える上では避けて通れない課題である。ワシントンD.C.的に国直轄地とする案もあるが、まだ煮詰まったものではない。たまにはこういう原理原則に立ち戻った議論も必要だと感じた。
と、その会合が終了した後、杉浦正健・本部長代理に呼ばれ「橋本君、来週フランスに行かない?」と話が振られた。今日から5日まで、党道州制推進本部の視察団に同行してフランスに出張し、あちらの地方自治制度を勉強してきます。
(写真:昨晩上京してきた際に乗ったN700系「のぞみ」。行程中TGVにも乗るので写真撮ってきます!)
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コメント
おっN700ー
フランスでも楽しみにしてますわ
さて道州制…イマイチ話題にのぼりませんよね…私自身もよくわからない…だからもっと知らせてほしいです
投稿: はる | 2008年12月 1日 (月) 06時23分
元県庁職員の私としては、道州制の議論は大変関心があります。
私は、基本的に道州制に賛成です。道州制により、地方自治体の効率化につながるとともに、地方自治体の権限も強化され、メリハリの効いた地方行政が展開できるのではないかと思います。また、市町村合併や中核市などで、県庁の意義は見直す時期にきているのではないかと思います。
いずれにしても、日本の地方自治のあるべき姿を考える上で、フランスの地方自治の実態をしっかり見てきて下さい。期待しています。
投稿: 武蔵 | 2008年12月 1日 (月) 08時16分
そうですね
知らされていないように思います
病み上がり 気おつけてください
投稿: ギンガマン | 2008年12月 1日 (月) 10時14分