現場からの医療改革推進協議会 第三回シンポジウム・『イノセント・ゲリラの祝祭』
昨日は、東京・白金台の東京大学医療科学研究所で行われた「現場からの医療改革推進協議会 第三回シンポジウム」にパネラーとして出席。これまでの議員としての体験をもとに、医療問題に対して「医師と患者の協力・理解」にとどまらず、患者になる前の一般の方々に対して共感を持ってもらうことべきことをお話してきた。戦う医師・澤田石順先生、「柏原病院小児科を守る会」の立役者・足立智和記者、いろいろ過中の都立墨東病院の内科医長・濱木珠恵先生などの方々とご一緒でき、勉強になった。貴重な機会をいただけて、心から感謝。


(写真:上・シンポジウムの様子、下・会場となった東大医科研。いまどき貴重な歴史的建造物はまだ現役)
討論の際、民主党の梅村聡参議院議員が「医療関係のシンポジウムを開催して自分たちは大成功と思っていたが、ある関西系芸能人のマネージャー出身の秘書さんが『この会、何がおもろいのかわからん』と言っていてショックを受けた」という話をされたのは、目からウロコだった。そういえば「遊び心をわすれずに」は市役所改革の源流福岡市DNA運動のモットーのひとつ。医療関係の話は、現状が酷いし生死も関わることだからつい深刻になってしまうのだが、一般の方々にメッセージを伝えるためには大事な要素かもしれない。
昼食中、海堂尊先生の新作『イノセント・ゲリラの祝祭』が話題になる。早速空港の本屋で購入。飛行機の中から読み出して深夜に読了。今実際に厚生労働省で検討会が行われている「医療安全調査委員会」の議論に、真っ向からケンカ売ってるよ!または、『死因不明社会』の応用編か。痛快!ではあるが、それだけでは片付かない議論。自分もAIを導入すべきだという質疑をしたことがあるが、いかんせんまだ一般的ではない。この本で議論が高まるとよいのだが…。ま、何はともあれ医療官僚スリラーエンターテイメント小説(なんじゃそりゃ)として面白いので、お時間のあるときにどうぞ!やっぱり面白いことは大事。
今日は、朝街宣の後挨拶まわり。夕方から大村秀章・厚生労働副大臣が倉敷に来られ、講演をしていただくのでその準備など。
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