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2008年11月25日 (火)

税制調査会・員数主義

風邪の調子はひと段落。ややふらついたり頭が重い感じはあるものの、いつまでも寝てるわけにも行きません。今日は平常どおりの活動に戻る。

今日のメインは党税制調査会小委員会。今日は部会や調査会からの要望聴取。朝9時半から昼を挟んで16時半まで。すべての要望を柳沢伯夫小委員長は聞き続け、時には不明な点を質す。誠におつかれさまでした。夜は岡山県農協共済組合連合会の方々と懇談。

さて、時期を相当逸しているが、かの田母神論文の中身について感想。冒頭に述べられている「条約に基づいて進駐したのだから侵略ではない」という議論に違和感を感じつつ、うまい言葉が見つからずにいたが、いい表現をふと見つけた。こういう理屈は「員数主義」と呼ぶべきであろう(出典『一下級将校の見た帝国陸軍』)。形式をあわせておけば内実は気にしないという思考法であり、日本軍の宿痾であったとされている。

 この員数主義は、今の政府にもある考えざるを得ない。少子化対策に取り組んでいる、年金は支給している、医師不足も対応している、減反にも取り組んでいる、etc.etc.。やってる筈なのに著効を挙げない、またはいい加減だったことがなんと多いことか。図らずも田母神論文は未だに役所に員数主義が罷り通ることを示してしまったわけであり、議員はそれを見抜く目を持たなければならない。自戒。

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23.雑感」カテゴリの記事

コメント

田母神さんの論文を拝見しました。彼の論文によれば


1 日本が戦争したのではなくてコミンテルンの陰謀で戦争に巻き込まれた

2 戦争の結果、アジアは開放された

1+2=アジアの開放はコミンテルンのおかげ。

というわけですね。すばらしい論文だと思います\(^o^)/

投稿: mitsu | 2008年11月26日 (水) 20時46分

 夏休みを頂いてます(笑)申し訳ございません。
 昨日、映画「クレオパトラ」を見たのですが、かのシェイクスピアのシナリオを織り込んだ良い映画でした。是非御覧になる時間があれば御覧になられてください。
 その中でシーザーがブルータスにも裏切られて殺された後、アントニーが大衆を扇動して仇討ちを実行するのですが、その「アントニーの詐術」について山本七平氏が述べておられたのを思いだしました。百人切り論争時における朝日の本田記者が偏った、ものの見方に固執して
読者を扇動し、日本をことさらに貶めた経緯があります。かつて朝日の副社長だった緒方竹虎の後輩である笠信太郎氏(修猷館)が、左翼思想に感化を受け、その流れを受けたかつての朝日新聞社長にして、現東京修猷会会長の某氏は
さらに左翼的な内容の記事づくりをし、かつては宗教を不当に罵倒する記事も書いたことがあります。
 世の中には、わからないままに人々が信じていることがあるのは、何か昔の因習に囚われた未開の人間集団にも似た感覚がするのは、私だけでしょうか。 

投稿: かめ | 2009年8月19日 (水) 10時29分

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