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2008年11月

2008年11月30日 (日)

一事不再議の罠

党首討論」のエントリで、degeさんより「二次補正が出せない理由、民主党が約束を破ったときにどうなるか」アピールすべきというコメントをいただいた。ありがとうございます。折角のリクエストなので、ここで解説する。

題して『一事不再議の罠』。

今、臨時国会開会中。12月25日までの延長が決まった。で、この時点で提出できる部分だけ切り取って、生活対策のための二次補正予算案を提出した、とする。実際には、例えば定額給付金は特別会計を取り崩すため法律の改正が必要で、そのための関連法案も政府は同時に提出する。

まず、補正予算案、関連法案ともに衆議院で審議される。これは一週間くらいで審議され、例えば9日あたりに衆院を通過するだろう。ここまではさして問題なし。

さて参議院。第一党は民主党、議長、議運委員長、各委員会理事等の多数が輩出されているので、参議院はほぼ民主党がコントロールする。そこで、何かしら理由をつけて引き伸ばしに遭ったらどうなるか。補正予算案は、憲法によって衆議院通過後30日間立てば自然成立するので、臨時国会を再度延長すれば1月9日には成立する。ところが関連法案の方は60日経過しないと衆議院の「みなし採決」ができまないので、2月8日以降に衆議院で「みなし採決」→「2/3再議決」で成立という計算になる。

ところが、国会法第二条に「常会は、毎年一月中に召集するのを常例とする」と書いてあるので、一度臨時国会を一月中に閉じ、通常国会を召集しなければならない。そうすると、少なくとも関連法案はどうしても参議院で継続審議または廃案の扱いになる。

廃案の場合は、通常国会で新たに出しなおして審議をすればよい。しかし継続審議とされた場合、通常国会にて参議院先議となる。そこで否決されてしまうと、同じ法案を衆議院に再度提出・可決の上参議院に送付しても、「一事不再議の原則」(議論の蒸し返しを防ぐため、否決した議案を同じ国会では二度以上審議しないこと)により、通常国会中では審議できない。

従って関連法案は来年の通常国会でも成立せず、「生活対策」は年度内はおろか来年秋以降にしか実現できない、というシナリオがあり得るのである。

このシナリオは、二次補正が今国会に提出されれば、全て参議院第一党である民主党の意志により実現できる。小沢代表は「補正予算が提出されたら審議・採決に協力する」と述べているが、関連法案については触れていないし、そもそも昨年夏の参議院選挙以降、国会運営に関して民主党は何度約束を反故にしたかわからない。昨日鳩山幹事長は、二党間協議には応じない意向を表明したそうだから、協力しないと言っているのに等しい。

こういう読みが背景としてあり、その上で総理が縷々述べたように今年度歳入の減額補正や金融強化法の関係等、年末に発生する補正ニーズにも対応する必要があり、かつ中小企業支援のための信用保証枠や融資枠も一次補正分で年明けまで十分対応可能であるため、麻生総理は二次補正を年明け提出と決めたのだと思う。

なお、この「一時不再議の罠」は、昨年の臨時国会でも補給支援特措法に関して囁かれたものだ。決してありえない話では、ない。「ねじれ国会」とは、かくも技術的に神経をすり減らすものなのだ。


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(写真:本文とは関係ないが、自民党税調小委員会の様子。沈滞する国会と裏腹に、熱のこもった議論が続く)

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2008年11月29日 (土)

ある事務所開きにて。

ある大変お世話になっている市議の先生の事務所開きの出来事。僕は事前にご案内をいただき、来賓としてまず控え室に伺った。

そこに、別の政党の代議士が突然来賓控え室に現れた。市議の先生は「あなたには案内しとらん。何しに来た」と叱りつけていた。そこで一件落着と思った。

時間になり、他の来賓の方々およびその市議の先生と壇に上がり、事務所開きの行事が始まった。するとその代議士が再び現れ、スタッフの方に話しかけ、壇上にあがり予備の椅子に腰掛けた。そして僕の後に紹介され、マイクを握って挨拶し、最後まで来賓然としてそこに座っていた。

その市議の先生は、後で僕に「彼は呼んでいない。スタッフに嘘ついて壇に上がった」と怒っていた。

この出来事で改めて思ったこと。

・その代議士は、自分が壇に上がるために嘘をつく人である。
・その代議士は、その市議の先生の面子を土足で踏みにじって平然としている。 
・事務所開きの行事の中であり、場を壊すわけにも行かず皆黙って眺めざるを得ない。集まった方々は何も気づかなかったであろう。

この人が「政治は最高の道徳である」という言葉を口にするのを聞いたことがある。
身の毛がよだつ。

僕の選挙の相手の方は、こういう方である。

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2008年11月28日 (金)

党首討論

衆院第一委員会室にて傍聴。私なりに要約すると、

<小沢代表>
1. 二次補正を今国会で出すべきだ
2. そうでないなら解散したらいい
3. 言葉が軽い

<麻生総理>
1.年内は一次補正で手当てした額で足りる。年明けに減額補正等とあわせて二次補正を出す。
2.金融強化法の審議と採決をしてほしい。政党間の協議をする場をつくろう。
3.ご注意ありがとう。気をつけて発言する

という塩梅。敢えて言えば、小沢代表から建設的な提案はまったく無かったのは残念というべきか。とりいそぎ。

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2008年11月27日 (木)

党厚生労働部会決議

今朝8時からの党厚労部会、社会保障制度調査会、雇用・生活調査会合同会議において、以下の決議が行われた。出席議員の意見も、特に現下の経済情勢の中で社会保障は最後の砦という趣旨の意見が多数。私も賛成である。

ただ、これまでも何度か同様の決議をして無視された経緯もある。今後どう実現していくか同僚とも協力し粘り強く取り組みたい。(なお、案文はその場で若干の修文があったため、最終版ではない。いずれ自民党webサイトに掲載されると思います)

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平成二十一年度予算編成に関する決議

 本年五月及び七月の当合同会議において、医療、福祉、年金、雇用等の社会保障について、国民の皆さまの制度に対する信頼を回復することが何よりも重要であること、これまで改革を進めてきた過程で新たに生じた課題に対し適切に対応していかなければならないこと等について決議した。この結果、予算シーリングにおいて、社会保障の自然増の削減に関し、新たな安定財源が確保された場合の額の圧縮もあり得るものとされたところである。

 また、金融経済情勢の悪化により暮らしの安心が脅かされている生活者に手厚い支援を行うことが求められている現在の状況にかんがみれば、平成二十一年度においては、国民に更なる負担の増大や給付の引き下げをもたらすような、社会保障の自然増の削減を行わず、国民の安心を確保するための諸施策について所要の予算の確保を図ることが不可欠である。

 さらには、先般まとめられた「生活対策」においては、持続可能な社会保障制度の構築に必要な安定的財源を確保するための消費税を含む税制抜本改革の道筋を年末までに策定するとされている。抜本的制度改革が行われる時に更に社会保障の削減を行うことは、到底理解を得られない。

 このため、平成二十一年度予算編成に際し、以下の事項の実現を強く求める。

一、いわゆる「二二○○億円」の削減を断固行わないこと

一、雇用保険の国庫負担割合については、雇用対策について政府が責任を担うべきであることから、その廃止・削減を行うべきではないこと

一、基礎年金国庫負担割合二分の一引き上げに要する経費全額を確保すること

一、「五つの安心プラン」を始め、医療ビジョンの実現、高齢者医療の見直し、少子化対策の拡充、新雇用戦略の実現、介護従事者等の人材確保、障害者の自立に向けた支援の充実、年金記録問題への対応に要する経費について重要課題推進枠を活用し、重点的な配分を行うこと

右、決議する。

 平成二十年十一月二十七日

   自由民主党政務調査会 
      厚生労働部会
      社会保障制度調査会
      雇用・生活調査会

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2008年11月26日 (水)

委員会あれこれ

今日は朝から夕方まで衆院経済産業委員会。質疑は中小企業金融の問題、いわゆる「貸し渋り・貸しはがし」対策に集中。二次補正が年明けになっても、とりあえず先日の補正予算の分の9兆円の対策で十分つなげるので大丈夫、との経産省の答弁。ただ与党議員を含めて、もっとリスクをとって積極的に動け!という声が多い。平将明議員や木挽司議員など、聞かせる質疑が多かった。

今日は自分の質疑はないので、ひたすら自席に着いて、質疑を聞いている。持ってきた資料に目を通したりもするが、とにかく座っている。採決もないので、本当に座っている。採決も無く質疑が無い議員の存在意義は、実際のところ定足数を満たすことと質疑の立会人的な意味合いくらいである。もちろん、選ばれて議員となっているわけだから、それはそれでしっかり務めなければならない。質疑を聞いていれば自分の勉強にもなる。しかし、今日のような波乱の無いテーマや状況の場合、手持ち無沙汰感が漂うのも否めない事実。なお、携帯は当然ながら禁止だが、ノートPCでの作業は許される。

委員会によって、雰囲気も異なる。経済産業委員会は「中小企業の振興」「国際競争力の向上」「資源外交の推進」等のテーマで与野党目指す方向があまり違わず(共産党さんだけ独自の主張がある場合があるが)比較的平和な委員会である。同様に、環境委員会あたりも相当平和的である。一方、厚生労働委員会や意外に法務委員会あたりは、対決姿勢が色濃く、しばしば審議がストップする。総務委員会は、普段は落ち着いているが、荒れる時は荒れる。

普段あまり注目されない国会の各委員会であるが、国会議員の表舞台でもある。ぜひ機会があれば見学に訪れてほしい。なお、「衆議院TV」にてインターネットで動画も見られる。そちらもぜひご活用を。


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(写真:今日、ではなくて二年半前の経産委での質問時。髪が長い…)

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2008年11月25日 (火)

税制調査会・員数主義

風邪の調子はひと段落。ややふらついたり頭が重い感じはあるものの、いつまでも寝てるわけにも行きません。今日は平常どおりの活動に戻る。

今日のメインは党税制調査会小委員会。今日は部会や調査会からの要望聴取。朝9時半から昼を挟んで16時半まで。すべての要望を柳沢伯夫小委員長は聞き続け、時には不明な点を質す。誠におつかれさまでした。夜は岡山県農協共済組合連合会の方々と懇談。

さて、時期を相当逸しているが、かの田母神論文の中身について感想。冒頭に述べられている「条約に基づいて進駐したのだから侵略ではない」という議論に違和感を感じつつ、うまい言葉が見つからずにいたが、いい表現をふと見つけた。こういう理屈は「員数主義」と呼ぶべきであろう(出典『一下級将校の見た帝国陸軍』)。形式をあわせておけば内実は気にしないという思考法であり、日本軍の宿痾であったとされている。

 この員数主義は、今の政府にもある考えざるを得ない。少子化対策に取り組んでいる、年金は支給している、医師不足も対応している、減反にも取り組んでいる、etc.etc.。やってる筈なのに著効を挙げない、またはいい加減だったことがなんと多いことか。図らずも田母神論文は未だに役所に員数主義が罷り通ることを示してしまったわけであり、議員はそれを見抜く目を持たなければならない。自戒。

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2008年11月24日 (月)

今日もフィーバー!

今日も発熱。ただし微熱まで下がりました。市議選に向けた事務所開きとご葬儀に顔を出し、倉敷JCの家族運
動会は失礼して新幹線で上京。今日は宿舎で休みます。たぶん明日には戻るでしょう。ご心配をおかけいたしました。

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全然関係ないですが、写真はとある先日、合間を縫って新橋の「タミヤプラモデルファクトリー」を訪れたときの写真。写っているのは同行した大阪の原田憲二代議士。大きなトレーラーのラジコンを買ってご満悦でした。僕は下の写真のようなものを買ったけど、いつ作れるのか…。この店、夜10時までやってるのでとてもありがたいです。

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2008年11月23日 (日)

フィーバー!

昨日、今日と地元。今朝方どうもふらふらすると思って体温測ったら発熱。のどが痛く、どうやら風邪を引いた模様。

鎮痛剤を飲み、市議の事務所開き二件およびいくつか行事の出席のみ行うことにして、街宣とあいさつ回りは中止。布団で横になる。今日はゆっくり休ませて頂きます…。

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(写真:茶屋町の眠亀祭にて。「錦莞莚」で有名な磯崎眠亀の巨大貼り絵)

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2008年11月21日 (金)

政策の秋

今週は小沢民主党の変心や麻生総理のさまざまな発言など幾分波乱があったものの、永田町では年末に向けて税制改正や予算編成に向けた会議が急激に盛んになってきた。

例えば昨日は、午前中の衆院総務委員会の後、昼は地方税に関する勉強会(地方消費税について)、国土交通省のレク(高速道路の料金引き下げに関して)、ドクターヘリ推進議員連盟設立総会、税制調査会小委員会(消費課税について)、道州制基本法制定委員会役員会(道州制基本法の制定に向けて)、

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(写真:道州制委員会にて。挨拶する杉浦正健委員長ら役員)

社会保障制度調査障害者委員会(自立支援法見直しについて)、

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(写真:障害者委員会にて)

財務省に出かけて港湾予算について陳情、
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(写真:要望を聞く香川主計局次長(右)。香川さんだけど岡山にも愛を…)

そして総務省から税制要望に関するレク。

水曜日は、朝飛行機で上京して厚労省レク、総務部会(googleマップの件)、自動車ユーザーの方々の大会、全日本私立幼稚園PTA連合会の大会、そして障害者自立支援法の見直しに関する大会。

その間に、要望活動に来られるお客様とお話し、さらにその合間に総務委員会の質問の準備をし、夜に麻生総理の発言を見てカンカンになってまたそれを変更したり、、、。

ひとつひとつ、とても大事で切実な問題を含んでいる。ただいろんなものが同時に走ってるので、いささか頭の切り替えが大変。頑張ります!

今日は衆院本会議散会後、夕方飛行機で岡山に戻る。東京よりこちらの方がすこし寒いようだ。

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(写真:たまには会議以外の写真も。先週撮影した岡山空港の中庭の紅葉です。キレイでした。)


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2008年11月20日 (木)

麻生発言について衆院総務委員会で質疑

今朝は、9時から衆院総務委員会。15分の時間を頂き(時間無さ過ぎ…)質疑に立つ。冒頭、昨日の麻生総理の発言に関して抗議の意味を込めて取り上げ、鳩山総務大臣に見解を質した。医療崩壊の原因を現場の医師のせいにしても全く問題の解決に繋がらない。行政の責任についての感覚も見受けられない。相互のコミュニケーションを大事にすべき中にも関わらず、いたずらに不信を招くだけだ。全く残念な発言。

※質疑の様子は「衆議院TV」からご覧いただけます。

※関連:「誤解を招きやすい発言」鳩山総務相も首相に苦言(産経新聞)

本来の議題は8月に提出された人事院勧告について。今回の勧告では、公務員給与の改定は一部調整を除いて無く、標準勤務時間の15分短縮が目を引く程度。むしろ、昨年度成立した国家公務員制度改革基本法に基づき来年度から実施予定の、能力や業績に基づく新しい人事評価制度について質し、さらに時間があれば幹部職員の政治任用について議論したいと思って準備していたのだが、全く届かずに時間切れ。これも無念。

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麻生総理の発言について

麻生太郎総理による地方の医師不足に関する発言に関し、正直、怒りが収まらぬ。

地方の医師不足の原因を、「医師の社会的常識の欠落」に求めるのであれば、さらに医師は地方から去って行くこととなるであろう。他罰主義が何の問題解決になろうか。多少漢字に強くなくても、居酒屋のメニューに疎くても、そんなことは全く問題ではないが、こと政策的問題に関することでポイントを掴まずかえって悪化させるような認識をしているのであれば、フォローのしようもない。強く抗議したい。

これまで党の厚労部会、医療委員会、救急医療PTなどさまざまな場所で機会あるごとに、志ある同僚と力を合わせて医療の実情を党内に知ってもらうように議論し努力してきた(例えばこちらをご参照)。しかし二階経済産業大臣の発言に引き続きトップからこのような発言があったことで、いささかの絶望感すら覚える。それでも努力は続けるけれども。

あわせて、厚生労働省がこの問題について総理に対してキチンとした説明をしていなかったのではないかという疑念も持たざるを得ない。だからこんな言葉が書かれるのだ。

「なんなら厚労省は解体したっていい。こんな不祥事まみれで、医療行政の舵取りを失敗し続けている組織が存続し続けていることこそ、奇跡なんですから」―『イノセント・ゲリラの祝祭』海堂尊

さて、どうしてくれようか。

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2008年11月19日 (水)

Googleストリートビュー

朝一番のANA便で上京。11時から自民党総務部会。テーマはインターネット利用環境整備に関する現状と諸課題について、および青少年インターネット利用環境整備法関連の取り組みについて。

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(写真:自民党総務部会の光景。窓を背にするので逆光になってしまう…)

GoogleマップとGoogleストリートビューが話題になる。Googleマップで登録した情報がデフォルトで公開されるため、学校の生徒の情報等がオープンになってしまった件や、Googleストリートビューで、家庭等の画像が見えるのはプライバシーの侵害にあたるのではないか、といった議論。

ストリートビューについては、確かに不快感を持つ方も少なくないのだろう。犯罪に使われるかもという心配もあるようだ。一方で、「そこに行けば誰でも見られる」家や路地の外観を、インターネットでどこからでも見られるからということで果して規制がかけられるか?家の外観はプライベートなものか、パブリックなものか、といった議論は全く煮詰まっていない。

個人的には、家の外観がプライバシーだというのは、塀の内側が覗けるとかいった場合を除いて無理があると思う。パブリックだからこそ、一部区域に限られるけども景観規制があったりするのだから。一方的に議論していてもしょうがないので、Googleの方へのヒアリングを提案した。今後とも継続してチェックしてゆきたい。

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2008年11月18日 (火)

やれやれ。

今日は衆院本会議のために朝「のぞみ」で上京。衆院本会議に出席して、倉敷にとんぼ返り。夜は茶屋町にてミニ集会。

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(写真:岡山駅から茶屋町駅まで、快速マリンライナーに乗車)

昨日「二次補正予算が提出されなければ、参議院の審議には応じない」との民主党小沢代表の一方的申し入れがあり、今日は言葉通り参議院は審議ストップ。しかし二次補正の提出には「生活対策」の詳細な詰めが必要だし、それ以外にも税収見通しにあわせた補正も必要。「はい出します」というほど簡単ではない。あまり関係ない金融強化法と補給支援特措法が民主党のオモチャ状態なのは、残念至極。

本会議前に、大島理森国対委員長に「明後日の本会議はどうなりますか」と質問したら、「今日のことがわからないのに、明後日のことなどわからん!」とのお返事。先週頃から臨時国会は会期末どおりにクローズし、補正は通常国会冒頭という流れがなんとなくあったのだが、参院に法案がある以上は彼らの思い通りになるのがねじれ国会。一度は採決に合意してたんだから、騙されたわけだ。いまさら声高に非難する気にもならないが、疲労感は募る。

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2008年11月16日 (日)

文化の秋・倉敷ナンバー

15日、16日の週末は、公民館の文化祭や学園祭、敬老会、祭典などがあちこちで開催。書や押絵、写真や絵手紙など、地域の方々の作品なのであるが、玄人はだしのものが多くいつも感服するのだ。いずれ歳をとるにしても、こういう芸のある歳のとり方をしたいもの。

また、鶴新田で行われた「倉敷ナンバー10万台記念祭」にも出席。代議士になった直後に、実現に向けて国土交通省に要望活動に行ったものだ。あれから3年で、もう10万台にもなったかと感慨も深い。お祝いの言葉を申し上げたあと、うどんとおでんとおにぎりを頂いて、お腹いっぱいになった。ごちそうさまでした!

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(写真:瀬戸内学園学園祭の開会式の一コマ)

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2008年11月14日 (金)

ネットの力

 いま、主にネットを通じて国籍法改正(内容については※参照)についての反対運動が起こっている。最高裁判決もあるので与野党賛成の上スムーズに成立するかと思っていたし、たぶん多くの代議士がそう思っていたのではないか。しかし、今日の代議士会の席などで、議員同士であちらこちらでこの件についてメモを回したり話をする光景を見かけた。ネット上で提案されている通りになるかどうかは別として、何かしらの動きには繋がるかもしれない。

 二階俊博経済産業大臣が産科医療の問題についてコメントをした際も、やはりネットのやりとりを背景にいくつかの団体が抗議のコメントを出し、昨日の参院厚生労働委員会での謝罪・撤回につながった。

 ネットの力、侮るべからず。

※国籍法改正の内容

現在の国籍法第三条一項では、日本人の父と外国人の母の間に生まれた子供が、出生後に父から認知されても父母が結婚していなければ日本国籍は認めないとされている。これが6月の最高裁判決により違憲とされたため、父母が結婚していなくても認知されれば 日本国籍とすることにしなければならなくなった。
既に改正案が閣議決定されており、来週衆院法務委員会で審議される予定。

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2008年11月13日 (木)

給付金の使い方

今日は午前午後と衆院総務委員会。やはりどうしても今の時期、主に定額給付金が話題にならざるを得ない。現時点でツッコミどころ満載というのは否定し難いところ。鳩山邦夫大臣もつらいところとは思われるが、ご自分の言葉で思いを語りつつ上手く乗り切る。人徳か。

マスコミ評価的にも罵詈雑言の嵐のこの制度なのだが、それだけとやかく言うのであれば、「この給付金で、福祉団体に寄付しよう!」とかいうキャンペーンがあってもいいのになと思う。無駄とかバラマキとかいうのであれば当然そう思う人は自分には不要ということなんだろうし、だとすれば所得制限があろうがなんであろうがもらえるものはもらい、そして自分が望ましいと思う使い方を考え実行するというのはとても小気味良い批判姿勢だと思うのだが。少なくとも埋蔵金のままあるよりも有意義だと思う。どうでしょう?

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2008年11月12日 (水)

第三回東京倉敷ふるさと会

朝一番の飛行機で帰倉。会議に出席して昼から新幹線で上京。すこしへとへと。

農水省に伺った(前エントリ参照)あと、ルポール麹町で行われた「第三回東京倉敷ふるさと会 総会・懇親会」に出席。東京で活躍する倉敷出身者や倉敷に縁がある方が集まる会だ。三回目になって、すっかり定着したようだ。毎年この会でお目にかかる方も多く、その間の出来事などの話になる。俗曲師うめ吉さんとも久しぶりにお話できた。帰り際にうめ吉さんのライブのDVDを一枚購入。

訪問先のニュージーランド・クライストチャーチ市からとんぼ返りして出席した伊東香織市長や、平井弘明市議会議長は「ふるさと納税」をアピール。これも地域おこしの一貫として今年から導入された制度。5,000円以上の寄付は税金から控除される。ぜひご活用を!

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(写真:玉島高校出身の琴奏者・山路さんの熱演)


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今日の石破茂大臣

岡山県新見市の石垣市長が、「ブランド和牛」の宣伝とご説明に昨日から上京。昨日は細田博之幹事長そして麻生太郎総理に面会された。今日は夕方農林水産省に石破茂大臣をご訪問。私も岡山県選出議員の一人として同行した。石破大臣は市長の説明を丁寧に聞かれたあと、減反政策などについて村田吉隆代議士も含めてじっくり懇談。石垣市長いわく「もう減反やこ、やめりゃええんです!」。個人的にはひそかに賛成。とはいえその実現は多難。

石垣市長は、昔私が三菱総研に居た頃からお世話になってます。もう何年前の話かな。新見市が誇る千屋(ちや)牛をよろしく!美味しいですよ!

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2008年11月11日 (火)

田母神参考人の質疑

早朝の便で、大村厚労副大臣と共に上京。先日取り上げた『イノセント・ゲリラの祝祭』を車の中でプレゼントする。衆院総務委員会、同じく法務委員会に出席したのち、参院外交・安保委を傍聴する。

今日はかの田母神氏が参考人に出席して質疑。勉強になるかと思って30分以上傍聴した。しかしなんだか議論は空回り。いくら「シビリアン・コントロール」という言葉を振り回してみても、結局政府は彼を更迭し退職させたわけだから、懲戒処分か定年退職かといった手続きの議論にしかならない。鳩山由紀夫幹事長と田母神氏が同席した会合の話が出たが、出ただけでそれが何なのか明らかにされない。なんとも中途半端な印象が残った。

午後から税制関係の勉強会、玉島―笠岡バイパスの建設促進のご要望活動、その他。夜は大村秀章厚労副大臣のパーティの司会を務める。今日はカミカミでした…。

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(写真:赤坂宿舎の部屋のフローリングが剥げてきた。まだ一年半しか経ってないのに…)

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現場からの医療改革シンポジウム写真

事務局です。

11月9日(日)、東京大学医科学研究所にて行われた「現場からの医療改革推進協議会 第三回シンポジウム」にて橋本岳代議士が発表を行いました。その際の写真をアップします。
これからも橋本代議士は、みなさまのために医療を守る活動に取り組みます!

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2008年11月10日 (月)

大村秀章厚生労働副大臣

今日は夕方、大村厚労副大臣が事務所にお越しいただいた。まず保育園の方々と会合、夜はアイビースクエアにて加藤勝信代議士と合同で老人保健施設の方々との講演会。いずれもいい雰囲気。特に「生活対策」にて介護報酬の3%引き上げを発表したのは相当好感をしていただいているようだ。また、大村副大臣のお話の中で、社会保障費増加分の2200億削減についてはそろそろ限界という認識も示され、これも喜ばしい限り。現場からの要望、とくにパーキンソン病に関する新しいお話も伺えた。よしよし。

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(写真:講演中の大村秀章厚生労働副大臣

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現場からの医療改革推進協議会 第三回シンポジウム・『イノセント・ゲリラの祝祭』

昨日は、東京・白金台の東京大学医療科学研究所で行われた「現場からの医療改革推進協議会 第三回シンポジウム」にパネラーとして出席。これまでの議員としての体験をもとに、医療問題に対して「医師と患者の協力・理解」にとどまらず、患者になる前の一般の方々に対して共感を持ってもらうことべきことをお話してきた。戦う医師・澤田石順先生、「柏原病院小児科を守る会」の立役者・足立智和記者、いろいろ過中の都立墨東病院の内科医長・濱木珠恵先生などの方々とご一緒でき、勉強になった。貴重な機会をいただけて、心から感謝。

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(写真:上・シンポジウムの様子、下・会場となった東大医科研。いまどき貴重な歴史的建造物はまだ現役)

討論の際、民主党の梅村聡参議院議員が「医療関係のシンポジウムを開催して自分たちは大成功と思っていたが、ある関西系芸能人のマネージャー出身の秘書さんが『この会、何がおもろいのかわからん』と言っていてショックを受けた」という話をされたのは、目からウロコだった。そういえば「遊び心をわすれずに」は市役所改革の源流福岡市DNA運動のモットーのひとつ。医療関係の話は、現状が酷いし生死も関わることだからつい深刻になってしまうのだが、一般の方々にメッセージを伝えるためには大事な要素かもしれない。

昼食中、海堂尊先生の新作『イノセント・ゲリラの祝祭』が話題になる。早速空港の本屋で購入。飛行機の中から読み出して深夜に読了。今実際に厚生労働省で検討会が行われている「医療安全調査委員会」の議論に、真っ向からケンカ売ってるよ!または、『死因不明社会』の応用編か。痛快!ではあるが、それだけでは片付かない議論。自分もAIを導入すべきだという質疑をしたことがあるが、いかんせんまだ一般的ではない。この本で議論が高まるとよいのだが…。ま、何はともあれ医療官僚スリラーエンターテイメント小説(なんじゃそりゃ)として面白いので、お時間のあるときにどうぞ!やっぱり面白いことは大事。

今日は、朝街宣の後挨拶まわり。夕方から大村秀章・厚生労働副大臣が倉敷に来られ、講演をしていただくのでその準備など。

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2008年11月 8日 (土)

子どもたちが笑う日本をつくるために。

武蔵さま、ギンガマンさま、はるさま、昨日もコメントありがとうございます(もちろんこれまでコメントを寄せ頂いたすべての方に、感謝デス)。折角ですから、子どもをめぐる諸問題について今日は書いてみます。長くなると思うので、コーヒーなど飲みながら、どうぞ。

大阪府の橋下知事が確か「子どもが笑う大阪をつくる」といったフレーズを公約として選挙をしていた筈。これは大阪だけじゃなくて日本全体がそうなるとよいなと思う。というとすぐ「少子化問題対策」という話になるのですが、チョット待った。僕は実はこの言葉は相当キライです。

まず、日本における子どもの出生数・出生率が年々減少しているのは事実。で、何故それが問題なの?「将来の労働人口が減るから」とか「将来の社会保障を支える人口が減るから」、言い方を変えれば「日本の国力が落ちるから」という理由は、ぶっちゃけて言えば「俺たち(今の大人世代)の老後の支え手がいなくなって俺たちが困るから」と聞こえて仕方ない。自分たちの老後の不安を子どもの数に投影しているだけだ。一方で、どこの親が、自分や他人の老後の面倒を見させるために可愛いわが子を育てようとするものか!少子化問題という言葉の裏には大人のエゴが丸見えで、かつ誰もが口にはしないが気付いている。それで上手くいくワケない。

ではちょっと数の問題は棚上げして、他に子どもをめぐる問題はどんなものがあるか。まずは虐待、非行(最近こういう言葉使わないけど、現象がなくなったわけじゃない)、遺棄。本当に少子化が問題だと皆が思っているのであれば起こり得ないことが毎日何件も起こっている。いずれも保護者と社会の問題。子どもが悪いわけじゃない(「夜回り先生」の本を読んでください)。こういう子どもを救い、かつ悲劇を減らすためにどうするか?保護者への経済的支援は、それはあれば助かるでしょう。しかし、某政党の公約のように毎月1人あたり2万6000円国から保護者に支給すれば虐待は減るのか?あるいは、未納の給食費、未納の健康保険の保険料、未納の保育料を、保護者はきちんと納めるようになるのか。皆さんはどう思いますか。そういう保護者であれば、飲み代かパチンコ代に消えるのが関の山のような気がする。あるいは、「国からお金もらえるんだったら子どもを作ろう」と思って子どもを産んだ親がいたとして、その子どもは幸せに育ててもらえるのか。僕はあまりそうは思えない。子どもをお金で買う発想は、人間として間違っている。

その昔、日本は貧しかった。貧しかったけれど、その結果子どもが少なくなったわけじゃない。比較的豊かなのに少子化が進行する現状は、直接経済的支援は少子化対策の切り札にはならないということだ。

ではどうするか。子どもの問題の多くは、多くは親の不安や不幸の投影。だから親の方が、自信を持って前向きに子どもや社会と向き合えるようにしないと話が始まらない。例えば、「親業訓練協会」という団体があり、親のための子育て講座もある(僕も受講してます)。もっと普及させるといいと思う。義務教育は子どもの作り方は教えるが、親のあり方は教えない。でも、これは自らを反省して書くのだが、親は自覚して意識して親にならないと親としての役目は決して果たせない。昔はジジババから小うるさく言い聞かせられたかもしれないが、今もうそんな人いない。だから習う機会が要るのだ。農業や伝統技術の後継者問題に似て、「親」の後継者問題は深刻で、その技術伝承が求められている。

この普及には時間がかかる。その間にも起こりうる親が赤ちゃんが殺したり棄てたりする悲劇を回避するため「こうのとりのゆりかご(赤ちゃんポスト)」を緊急避難的にもっと支援すべき。子どもを殺したくて殺す親はいない。だからこそ。これは「国のメッセージ」としては最高だと思うのだけど。

あと、現実問題として保育園や幼稚園等の拡充と支援等はもっと必要。地域が崩壊している中、子育てしやすい環境は整えるべき。産婦人科は、高齢出産が増えつつある現状では体制増強の要あり。一方小児科は、親学の中に関係知識を少し盛り込むだけでも相当違うのではないか。医療や検診の経済的支援は、ギンガマンさん指摘の通り医療体制との見合いで考えないといけないのでケースバイケース。もっとマクロな視点では、景気対策そのものが子ども問題対策に繋がる面もあるだろう。

「子どもは未来からの預かりもの」と、自分が親になった時にふと感じた。だから大切に育てなきゃいけないんだと思っている。国も、ただ産めよ増やせよではなく、子どもに対する国の考え方をきちんと整理して、するべきことをすれば、あとは皆が望めば自然に子どもは増えるのではないかと思うんだけど。

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今日は一日倉敷で活動。お寺のご住職兼ジャズトランペッターという素敵な方の還暦祝いの大宴会を抜け出して、最終の新幹線で上京。眠いです…。

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2008年11月 7日 (金)

うちの子どもたち

今朝は、子どもたちが通う大高小学校の授業参観日。2年生の教室をのぞくと、教科は図工、カッターナイフの使い方。うちの長男坊も、先生の厳格かつ丁寧な指導のもと、うれしそうに紙を切っている。と、「イテ!」。左手親指から流血。名誉の負傷第一号。気をつけないと痛い目に遭うということを、友人たちに身をもって示してあげたんだよな!偉いぞリク君。

保健室(ちょっと大げさ)に連れて行ったあと、6年生の長女の教室に顔を出す。全然視線もくれない。無視される。思春期ってフクザツなお年頃ナノネ。

その後、用事があって三番目の次女が通っている幼稚園に行くと、ある先生が「オリコちゃんが『鼻水が出た~』って指を出すから見たら、立派なハナクソだったんですよ~」と笑いながら話してくれた。ああ、いかにもやりそうだ…。ちゃんとチリ紙持たせてるはずなんだけどなぁ。

四番目はまだホギャホギャ言ってます。昨晩は、妻がとても疲れて熟睡してたので、ミルク作って飲ませました。朝方は妻に任せちゃったけど。

まあ、そんなこんなで橋本家は皆元気で、今日も明るく倉敷で暮らしてます。彼らのために、日本のために、明日もがんばろう!

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(写真:全然本題とは関係ない、某所で発見した、車を失った車。果たしてなんと呼ぶべき存在か。いやまあただの廃棄物…誰だー!こんなところにこんなもの置いてったのは!)

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2008年11月 6日 (木)

振り返れば秋の議事堂

朝、倉敷駅から岡山駅に向かい、新幹線で上京。「あずさ2号」もとい「のぞみ2号」。東京に着いたら荷物を置いて、自民党本部へ。平成研究会の総会。今日は何事もなく平穏無事に終わる。小渕優子大臣は最近内閣府でブログをはじめた由。その名も「小渕のアクティブブログ」、略称「オブログ」とか。「(更新は)一週間に一度は…」とあまりアクティブじゃないことをおっしゃるので「せめて三日に一度は!」と要望しておく。ブログといえば石破茂農水相のブログも、田母神論文問題で激しくコメントがついています。自分のもこのぐらい話題になるようにしなければ!

13時から衆院本会議。金融強化法の討論と採決。議論の末法案を修正したものの、民主党は結局、反対。討論は5党すべてが行ったが、どの討論もイマイチ盛り上がりに欠ける。締まりのない本会議だった。みんなお疲れかな?本散後、自民党本部にてほぼ半年ぶりの道州制推進本部役員会。道州制基本法を検討していくことで一致。ついでに香川県選出の大野功統議員と、「瀬戸大橋の通行料金も1000円に下げるべきだ!」という論点でも一致をみる。本題とはあまり関係ないのだが(笑)。

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振り返ると秋の国会議事堂。次に見るのは選挙後か、などと思って毎回目に収めるのだが、なかなかそうも行かない。落ち着かないことおびただしい。来週からは委員会も動き出すようで、東京に滞在する日も増えるだろう。でもまだ通常国会冒頭解散という可能性が十分ある以上、なかなか身を入れにくいものもある。この宙ぶらりん状態、正直なんとかならぬか。

メール等の整理をし、散髪して、品川駅から新幹線に。帰宅は夜中近くなる。

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現場からの医療改革推進協議会 第三回シンポジウム出席

事務局です。

現場からの医療推進協議会主催の第三回シンポジウムに、橋本岳議員がパネラーとして参加します。9日(日)10:00~12:00の「患者と医療者の協同医療」というセッションです。場所は、東京大学医科学研究所大講堂です。ご興味の方、ぜひご参加ください!

現場からの医療改革推進協議会
 

現場からの医療改革推進協議会 第三回シンポジウム プログラム
 

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2008年11月 5日 (水)

国対・『ねじれ』・連続立体交差

朝、国会対策委員会。本会議もないので出席者少なし。村田吉隆筆頭副委員長曰く「年内解散?ナイナイ!」。まあ、政党によって見解は異なるということか。金融強化法、補給支援法等の審議の見通し、および新たに提出される法案の内容説明。児童福祉法改正案、労働者派遣法の改正案、国籍法の改正案、等。

少し時間があったので、『ねじれ 医療の光と影を越えて』という本を読む。私の「医療に対する『当たり前』感を駆逐するために」を読んで、著者の志治さんが送って下さったものだ。医療事故や小児科医師の過労の問題等を通じて、医療と患者との間にあるコミュニケーション・ギャップを描き出している。なによりもそこに気づいてしまった人としての「もがき」の跡にとても共感した。どこかで力を合わせられるといいなと思う。一般の方の視点で書かれているので、専門家でなくても読みやすい。ご興味の方、ぜひご覧ください。次の課題は、司法だな…。

午後、連続立体交差事業推進の大会。倉敷駅付近は山陽本線や伯備線で区切られてしまっており、踏み切りやアンダーパスでの渋滞が少なくない。市や近くの住民の方々からはぜひ実現をという要望も多い。国土交通省的には実現したい事業となっているが、県や市とも協力しねばならず、なかなか進んでいないのが実情だ。粘り強く取り組みたい。

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(写真:大会での一コマ。挨拶する田村耕太郎・参議院国土交通委員長)

中座して羽田に向かい、飛行機で岡山へ。そこから倉敷・玉島などで会合4件。最後は総社まで足を伸ばす。明日はまた朝から新幹線で東京だ。がんばろう。

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2008年11月 4日 (火)

医療に対する「当たり前」感を駆逐するために

前のエントリで記した医療に関する論文、「ウェブページ」という機能を使って掲載しました。左側のバーに表示がありますので、「医療に対する「当たり前」感を駆逐するために」ををクリックしてご覧ください。

内容的には、読む方によっては「もうやってるよ!」と思われる方も少なくないと思います。しかし、医療者同士のコミュニティにとどまることなく、非医療者の方に伝える努力を行っているかという点も、どうぞご留意ください。どのような立場にしても、「当然」「当たり前」という言葉は、あまり他の人の立場に立った表現とは言えないように最近感じています。「一般的」「順当」といった表現で置き換えるだけでも、読む側の印象はだいぶ違うのではないでしょうか。

※「農家こうめのワイン」というブログで取り上げていただきました。ありがとうございました。

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見つかりました!

紛失物、発見しました!移動に使っている車の中にあったそうです。普段、財布とかケータイとか名刺入れとかメモ帳とかペンとかいろいろなものを持ち歩いているのですが、人前に出るときはポケットが膨らんで不恰好なのでポケットから出すことがあります。その際に戻し忘れた模様。セカンドバックを持つか何か対策を考えないといけません。お騒がせした皆さま、申し訳ありませんでした。

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(写真:移動中の風景。秋ですなあ)

今日はある団体の祭典に参加したのち、上京。明日朝、自民党の国会対策委員会が開かれる。普段、法案説明や国会運営に関する訓示等が行われるが、時期が時期だけに、何か今後の見通しの手がかりになることもあるかも知れず、見逃すわけにはいかない。同僚議員の話や報道等によると、金融強化法は話がまとまる方向。補給支援特措法延長は、田母神論文問題でやや不透明。あと大きなポイントは、第二次補正予算を今国会に提出するかどうか。来年一月通常国会冒頭提出も不可能ではないかも知れない。さてどうするか。常に「解散」という二文字が頭にあり、かつねじれているので、綱渡りのような国会運営である。大島理森委員長・村田吉隆筆頭副委員長らの気苦労たるや相当なものだろう。

さて、東京都の妊婦死亡例についてこのブログで何回か取り上げている。その背景には勤務医の不足や医療費削減の問題等があるわけだが、さらにその根本には医療側と受診側の間のコミュニケーション・ギャップがあると常々思っていた。その点に関し、主に医療者の方に向けた提言を書く機会を頂いたので、次のエントリに掲載する。MRICという医療者向けメルマガに掲載され、村上龍氏が発行するJMMというメルマガに転載されたものだ。いずれ、受診側に向けた提言も行いたい。

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2008年11月 3日 (月)

紛失物・将棋・前原副代表

朝から、紛失物。普段持ち歩いてるものが見当たらない!と家中探しあるく。事務所や車の中も探すも、発見できず(そのかわり、しばらく前に見当たらなくなった名刺入れが出てきた)。う~ん、困った!

そんなことがあって動揺の中、しかし普段どおり活動。囲碁クラブ大会、南小学校での三世代交流スポーツ大会、その後水島のJFE西日本製鉄所にて、毎年恒例のJFE西日本フェスタ。今年も多くの人手。まず本部テントにご挨拶。来年一月に改選を控える市議の先生方と、選挙が重なるのは困るよね、という話になる。でも麻生総理は、倉敷市のことを考えて選挙日程は考えてはくれないだろうな。会場をぐるりと歩く。やきそばの出店のみなさんと、ハイ、チーズ!

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歩いていたら、将棋イベントで来場されていた米長邦夫・永世棋聖とバッタリ。以前一度お目にかかったことがあり、ご挨拶を申し上げる。覚えていただいていた。振り返ってみれば、将棋は、やろうとして挫けた趣味のひとつ。小学校では囲碁将棋クラブにいた覚えがあるが、同級生にやっつけられるだけだった。さらに社会人になってから、某PC将棋ソフトの最も弱いモードに20回くらい挑戦して1勝しかできなかったという、苦い思い出がよみがえる。まあ要するに弱いのデス。いずれ時間ができれば再び勉強して挑戦したいものなのだけど。。。私にいつ時間はできるのでしょうか(涙)

その後、JRで移動。車中にて、前原誠司・民主党副代表と会う。「解散は、12月中かもしれないね。補正予算案を提出したら、国会でボロボロになるから」とのお話。選挙はホントにいつになるのか!経済対策どうなるの?

とにかく、常在戦場の心がけでいるしかない。
ロッキーのように、がんばろう!
コメントも、いつもありがとうございます!!

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2008年11月 2日 (日)

カラオケ・キックボクシング

今朝は駅北の交差点の街宣からスタート。菅生学区の運動会、水島学区の敬老会、水島にて詩吟の大会、連島にてカラオケの会。昼から南浦の敬老会、吉岡の健康福祉プラザでカラオケ大会。それぞれでお祝いのご挨拶をさせていただく。麻生総理が発表された経済対策に触れると、おおむね好感を持っていただけるようだ。

カラオケの会では「一曲どうぞ」という話になり、歌わせていただく。曲は、「この倉敷にいながらにして、船旅のロマンや異国情緒を感じていただけれ」などと前置きをしつつ、井上陽水の『なぜか上海』。結構好きな歌なのです。本当は『傘がない』とか歌いたいのですが、場内が水を打ったようにシーンとなってしまうのもナンなので…。

夕方は、妻・栄里子の川崎医療福祉大学の教え子のキックボクシングの試合を応援しに、岡山のオレンジホールへ。勇樹選手(テツジム)、1分と経たずにKO勝ち!初勝利、おめでとう!この勝利にあやかれるよう、自分もがんばろう。

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(写真:これはその前の試合の写真です。)

夜、学生さんたちによる祝勝会に、家内や子どもたちも連れて合流。焼肉をしこたま食べる。学生たちは良く食べる!

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2008年11月 1日 (土)

リベンジ・忖度

今日は、6時からモーニングセミナー。参加者の皆さんと朝食をご一緒した後、JA岡山西・玉島北支店の農業祭。生産者と消費者が近くなるのは、安全の面でも適切な価格形成の面でもよいこと。その後ミニ集会。アットホームな会だったので昨日のリベンジで歌を歌ってみる。両日聞いた会長いわく「歌は聞く方のお気持ち次第ですから…」。

チボリ公園の「おぎゃっと21」に顔を出したあと、事務所で再びミニ集会。玉島の文化祭。早島で街宣した後岡山に出て、中條高徳塾長を迎えて中條塾にて講演を伺う。憲法や東京裁判、すなわち日本の「戦後処理」に関し、若い人で勉強して日本が自信をとりもさないと!と言われる。私に向かって言われたような思いがして、気が引き締まる思い。私からは、沖縄問題について質問させていただいた。やはり「忖度」が大事。沖縄に13年間行けなかった、というお話は、当時の職業軍人の方のメンタリティを伺える貴重なエピソードだった。

時あたかも、田母神・前空幕長の論文が問題となっている。政府見解に異なる内容の論文を行政トップが堂々と発表すればそれは更迭されてしかるべき。軍が無いはずの日本国憲法で規定される文民統制というのもいささか矛盾があるのだが、とはいえ現実的シビリアンコントロールの問題でもある。ただ、マスコミや野党の取り上げ方はそれを上回って、いささか異様なものを感じるのも事実なり。少し落ち着いて考えようよ。

行き来する中で、ガソリンの価格がずいぶん下がっていることに気がつく。もちろんまだ高いといえば高いのだろうが、落ち着いてくるのは良いことだろう。また、麻生総理の経済対策も、相当関心を呼んでいるようだ。

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(写真:国道2号線沿いのとあるガソリンスタンドにて)

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