麻生総理の所信表明
民主党に問いかける形式で、型破りだった。
とはいえ、国会は昨年夏の参院選以降、史上初の「ねじれ」状態が続いており、そのあおりで総理が二人も連続早期辞任した後だから、型破りくらいじゃないと話にならない。
そういう意味で、「前代未聞」とか「前例にない」といった批判は、
中選挙区制時代の幻想に生きている人が言うこと。
「ビジョンがない」というのは、ビジョンとは何かが定義されない
とても都合の良い批判の言葉なのであって、誰のどんな演説にでも使える
便利な批判。「品が無い」「パフォーマンスだ」というのは当たっている面もあるが、プラカード政党に言う資格はない。「だから自民党には任せておけない」と言われても、いままで民主党に任せてもらっていた覚えもない。
唯一そうだよな、と思うのは、「野党の練習か」というもの。しかしならば民主党諸氏も、与党の練習のために、挑戦を受けて立つべきであろう。与党を目指しているのであれば。
現場にいてとても嫌だったのは、「民主党に伺いたい」と麻生総理が呼びかけるたびに、民主党の議席の諸氏が、まるで他人事のようにニヤニヤ嘲笑していたこと。この人たちには責任の自覚が無いんだなとつくづく思った。
あとは、済んだ後の麻生さんの笑顔がチャーミングだった。始まるまでは緊張してたみたいだったけど。
ま、なにはともあれ、読んでみてください。そんなに長くないですから。
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